2023年8月11日(金)、最初に訪れたのは Zillis、Kirche St. Martin です。
ここは、天井画が素晴らしいです。
教会は毎日10:00〜17:30に開いています。内部は撮影禁止です。
目次
1. Zillis へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観 .
5. 内観 .
1. Zillis へ
私は Vacation home をチェックアウトし、北西に約93km、80分ほど運転して、訪れる人が途切れない教会に着きました。10:30頃のことです。
州境を越えました。私が朝に出発したところはティチーノ州でしたが、長いトンネルを抜けてやってきたここはグラウビュンデン州。
グラウビュンデン州の公用語は三つ。ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語です。
紀元前15年にローマ帝国の属州になると、この地域もラテン語が公用語とされました。その後、このあたりの山間部ではラテン語が独自の形で変化してロマンシュ語になりました。そして、アルプスの南ではラテン語が変化してイタリア語が、アルプスの北ではドイツ語が話されるようになりました。
現在では、ドイツ語が主に使われている印象です。
2. 概要
教会の外に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
「アルプスのシスティーナ」の異名を持ち、viaSpluga で最も有名な教会である。建物は5世紀に遡る。
建物は12世紀に増築され、有名な板張りの天井が施された。このユニークな芸術作品は、153枚の木製パネルで構成されている。外側には海のおとぎ話の登場人物が、内側にはキリスト教のモチーフが描かれている。
この後も、案内掲示を引用するときは太字で書きます。
3. 平面図
現地には平面図は見当たりませんでした。ゾディアック(Zodiaque) la nuit des temps の『Suisse romane』による平面図です。
黒い部分が12世紀、斜線部分は1509年頃です。
4. 外観
チケットオフィスで6スイスフランを支払うと、入場チケットをくれて、鏡を貸してもらえます。
鏡は、天井画を見るためです。首や腰を傷めませんように、との配慮だそう。
建物の身廊と鐘楼には、12世紀の構造が残ります。
鐘楼のとんがり屋根は新しいものです。
5. 内観
私は、鐘楼の近くにある南扉口から教会に入りました。
天井には、驚嘆のロマネスク絵画が並んでいます。
でも、、、
天井画は撮影禁止です。
ウェブサイトによると:
「スイス連邦の規定により、歴史的建造物に指定されている天井画は、3年ごとに修復師による損傷の点検を受けなければならない。」
例えば、私が行った2023年8月11日は、足場が組まれて天井画は西側3分の1が覆われた状態でした。
「高額な保存修復費用がかかるため、2003年から商標法で保護されている。出版目的で写真を使用したい場合は、財団(Stiftung Kirchendecke Zillis)に連絡すること。個々のパネルの写真は財団が提供する。」
上記のリンクなどから、いくつかのパネルの画像がご覧いただます。
私が大好きなパネルはいっぱいありますが、一つだけあげるなら、ゾウっぽい海の生き物のパネルです。入場チケットにも採用されています。
足先や尾ヒレの描き方が独特で、大好きです。
Kirche St. Martin。天井画が素晴らしいです。
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こんばんは!現在この教会の近くのホテルに滞在しています。
トリノに向かいますが、途中立ち寄ろうかどうか迷っています…アルプスのシスティーナとは…
そういえば、7月にマッレスからザンクトヨハン修道院を訪ねた時、木彫り工房の方はロマンシュ語、イタリア語、ドイツ語が話せると仰っていました。
こんにちは!近くにいらっしゃるんですね、いいなあ。
こちらの天井画は、システィーナよりかなり素朴です。でも、繊細で素晴らしいと思います。
良いご旅行となりますよう。
ありがとうございます。宿泊地フリムスから車で30分なので翌日訪問しました。博物館で先に解説をきいたあと教会へ訪問。板絵の鮮やかに驚き!長時間眺めても飽きなかったです(時間が取れなく残念)このあたりはまた機会があれば訪ねたいです。(ピーターズンドーの温泉目当てで滞在しました)
板絵の鮮やかさ、本当に驚きますよね!
温泉も良さそうです。
山に囲まれて気持ちのいい場所ですし、私もまた訪ねたいです。