2023年8月1日(火)、二番目に訪れたのは Grosso。Cappella di San Ferreolo です。
ここは、11世紀の石積みがいいです。内部には12世紀のフレスコ画があるようです。
礼拝堂は閉まっていました。私は礼拝堂の中に入りませんでした。
礼拝堂は年に3回開きます。4月の第2日曜日と9月の最終日曜日の10:00〜12:30と14:00〜18:00に「Canavese、CiriaceseとLanzoの渓谷における芸術、歴史、信仰の旅」の一環として開きます。また、6月の第2または第3日曜日に当たる聖人の祝日に典礼のために開きます。
目次
1. Grosso へ
私はサクラ・ディ・サン・ミケーレ(Sacra di San Michele)から北東に約60km、53分ほど運転して、畑の中の小さな礼拝堂に着きました。15:45頃のことです。
2. 概要
教会の中にQRコードと案内板がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
教会は1386年の文書で初めて Pieve San Martino (Cirié) の付属教会として言及され、後にGrosso 教区に統合されたが、その起源はベネディクト派であり、1000年初頭まで遡ると考えられている。おそらく1011年から1035年までトリノの司教を務めた Landolfo の司教在任期間に建てられたものと思われる。
外壁の石組みは、ローマ時代の建築様式のひとつである、石をヘリンボーン状に並べたオプス・スピカトゥムに由来している。また、ローマ世界を彷彿とさせるのは、紀元3世紀のカラカラ帝治世下の殉教聖人、聖フェレオルスへの珍しい奉献である。彼の信仰は6世紀にブルゴーニュで復活し、フランチジェーナ街道(Via Francigena)を通ってアルプスを越えた。
内部には、異なる時代に描かれた二つの美しいフレスコ画がある。
私は実物を見ていませんが、後陣の中央には12世紀に描かれたフレスコ画があるようです。
この後も、QRコードと案内板を引用するときは太字で書きます。
3. 東側外観
東側に行きます。
盲アーチと付け柱が、東西南北すべての壁に施してあります。
壁には川の小石が使われていて、赤い煉瓦がヘリンボーン状に散りばめられています。
実に美しい。
Cappella di San Ferreolo。11世紀の石積みがいいです。内部には12世紀のフレスコ画があるようです。
・
・
・
・
・