マゼラ=オルーズ(Mazerat-Aurouze)

2022年8月24日(水)、最初に訪れたのはMazerat-Aurouze。Église Saint-Pierre です。

ここは、丘の上の小さな教会です。赤砂岩のロマネスク建築と柱頭彫刻が楽しめます。ゴシック様式の壁画もかわいいです。

Mazerat-Aurouze へ

8月24日、実は朝にブリウド(Brioude)に行きましたが、サン・ミシェル礼拝堂への訪問はガイドツアーのみと聞き、翌8月25日の朝10時に予約して、出直しました。8月24日に撮った写真もあわせて、8月25日の記録として書きます。

さらに、ブリウド(Brioude)からラヴォデュ(Lavaudieu)に行きましたが、回廊への訪問は昼休みが終わったあとの14時に再開するとのことで、先にマゼラ=オルーズ(Mazerat-Aurouze)を見学することに決め、出直しました。

夫と私はラヴォデュ(Lavaudieu)から南東に17分ほど車を運転して、丘の上の静かで小さな村に着きました。13時半頃のことです。

Église Saint-Pierre(南側外観)

外観をみます。

Église Saint-Pierre の外観:全体

ファサード。

Église Saint-Pierre(西側外観)

北から南を眺めると、教会の向こうにオブラック(Aubrac)高原が見えます。

Église Saint-Pierre(北側外観)

後陣は、外は八角形ですが、

Église Saint-Pierre(東側外観)

中では半円形になっているんです。

Église Saint-Pierre の概要

現地には、案内は、みあたりませんでした。ゾディアック(Zodiaque)la nuit des temps の『Auvergne Romane』による概要です。

この小修道院は、ラ・シェーズ・デュ(la Chaise-Dieu)修道院の庇護を受けるものとして1078年頃、オールーズ(Aurouze)城の近くにアレキサンドル・ドビュッソン(Alexandre d’Aubusson)によって設立され、彼は修道士となりこの地の修道院長となった。

赤砂岩で建てられた建物は、特異なプランを持つ。三つの柱間からなる身廊が、半円状の八角形のクワイヤへと続き、さらに、厚い後陣の壁にあけた三つのくぼみに祭室が設けられている。身廊側廊は修道院の起源にさかのぼるものであろう。より高度な技術を要するクワイヤは、別の時期(12世紀初頭か)のものである。

この、後陣の装飾がすごいんです。

フロアプラン

現地には、フロアプランも、みあたりませんでした。ゾディアック(Zodiaque)la nuit des temps の『Auvergne Romane』によるフロアプランを載せます。東が上です。

教会の中に入ります。

Église Saint-Pierre の内観

教会の中の、全体の様子。

Église Saint-Pierre(内観、身廊にて東を向く)

後陣に壁画と柱頭彫刻があります。

Église Saint-Pierre(内観、クワイヤにて北東を向く)

上の写真の右に、バロック様式の主祭壇が写っていますが、真ん中が大きい穴になっているんです。

向こうの壁画がふちどられて、豪華にみえます。

Église Saint-Pierre(内観、クワイヤにて東を向く)

ちなみに、向こうにあるゴシック様式の壁画は、こんな感じ。

後陣のゴシック様式の壁画

聖母の頬が赤くてかわいい。

後陣のゴシック様式の壁画

柱頭彫刻をみます。

柱頭彫刻

植物模様が多いのですが、

人の顔があったり

髭の男が不思議な生き物たちを連れていたりします。

きもかわいい。

Église Saint-Pierre。丘の上の小さな教会です。赤砂岩のロマネスク建築と柱頭彫刻が楽しめます。ゴシック様式の壁画もかわいいです。

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