2022年8月19日(金)、三番目に訪れたのはMenet。Église Saint Pierreです。
ここは、柱頭彫刻が良いです。三つ編みのかわいい女性がいっぱいです。
Menet へ
夫と私はリオメス=モンターニュ(Riom-ès-Montagnes)から西に10分ほど車を運転して、小さな村に着きました。13時半頃のことです。
バスが出発してくれたら写真を撮りやすいなあと思ったのですが、半時以上経っても出発しなかったので、バスつきの写真だけになっちゃいました。
外観をみます。
Église Saint Pierre の外観:西扉口
ファサード。
西扉口の上に、葉っぱを持つ人と、鎌みたいなものを持つ人。
西扉口の装飾が良いです。
二股人魚。
三つ編みの女性。
三つ編みが、なんだか、かわいいです。
教会の中に入ります。
Église Saint Pierre の概要
教会の中にリーフレットがありました。一部を抜粋して太字で和訳します。
12世紀に建てられたロマネスク様式の建物で、細長いプランの中に三身廊がある。村の中心部にある堂々とした建物は、何世紀にもわたって何度も改築されてきた。最後の修復は2009年から2011年にかけて行われた。
地元の火山石である粗面岩(薄い灰色)、凝灰岩(茶色の角礫岩の塊)、ローズ(屋根材)を使って建てられており、1922年に「歴史的建造物」に分類された。
フロアプラン
リーフレットにフロアプランがありました。東が上です。
教会の中をみます。
Église Saint Pierre の内観:全体
狭い側廊の三身廊で、柱頭に彫刻があります。
植物模様、素朴で良いです。
人が描かれたものも複数あります。
つながれた猿。
2人の人が描かれている柱頭が四つあります。
左の男性は髭を二股に分け、右手を腰にあて、左手をあげています。
同じ柱頭を別角度から。右の人は右手に何かを持っています。
こちらの柱頭では、左の人は二股の髭がありませんし、右の人は右手に何も持っていません。祈りを捧げているのかも。
残り二つは、三つ編みの女性が登場する柱頭です。
男性は両手を腰にあて、女性は両手をあげています。女性は三つ編みを伸ばし、タイトな衣装を着ています。
こちらは、髭をたくわえたチュニック姿の男性が、隣の女性に手を差し出しています。
2人の間には鳥と植物があり、幸せそうな空気がただよいます。仲良し夫婦?
同じ柱頭を別角度から。
髪を三つ編みにしてタイトな衣装を着た女性は、腰に両手をあてています。
女性の髪型は、三つ編みの先を根元に束ねているようにみえます。
ちなみに、よく似た髪型と衣装の柱頭彫刻が、7km先(Riom-ès-Montagnes)にありますが、それは11世紀のものとされています。
12世紀にMenetの教会を建てるときにRiom-ès-Montagnesの柱頭彫刻を真似たのか?それとも、両方がおなじ時期につくられたのか?
ま、かわいい三つ編み祭りが楽しいので、いっか。
Église Saint Pierre。柱頭彫刻が良いです。三つ編みのかわいい女性がいっぱいです。
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