Saint-Saturnin、続きです。Église Notre-Dame の見学を終えたので、隣にある Chapelle Sainte-Magdeleine を見学します。
ここは、幸運に恵まれて中を見学させてもらえたんです。
Chapelle Sainte-Magdeleine の概要
現地に案内板がありました。太字で和訳します。
聖マグダラ(のマリア)に捧げられたこの小さな礼拝堂は、教会よりも少し古く、おそらく11世紀のものであろう。その起源や初期機能については何も分かっていない。百年戦争の際、村の防衛システムとして組み込まれ、半円形の塔が建築された。
ということは、半円形の塔は14世紀のものでしょう。
17世紀から18世紀にかけては、洗礼や死者の保管場所として使用された。その後は住居に、そして1844年には学校に改築されたこの礼拝堂は、コミューンに買収され、20世紀には展示館として使用するために修復された。
まさに、私は個展のおかげで見学できた次第です。
Chapelle Sainte-Magdeleine の外観
Chapelle Sainte-Magdeleine は、Église Notre-Dame の北東にあります。
後陣があったところに、塔をつくちゃったんでしょうねえ。14世紀に。
遠慮がちにたたずむ小さな礼拝堂です。
扉口は北側にひとつだけ。
アーチ部分のささやかな植物装飾が良いです。
扉が開いていたので、中に入り、個展の準備をしている人に「ロマネスク教会を調べているんですが、5分だけ、写真を撮っても良いですか?」と尋ねたところ、こころよくオッケーしてもらえました。
礼拝堂の中に入ります。
Chapelle Sainte-Magdeleine の内観:全体
小さくて、素朴な柱頭彫刻が並んでいて、かわいいです。
Chapelle Sainte-Magdeleine の内観:柱頭彫刻
主に植物装飾です。
ブドウかな。
こちらには、葉っぱを吐く人がいました。
Chapelle Sainte-Magdeleine。古くて小さい礼拝堂です。ささやかで簡素な装飾が良いです。
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