Souvigny の Prieuré Saint-Pierre et Saint-Paul、続きです。教会の内部に残る九つのロマネスク期の彫刻をみます。
Prieuré Saint-Pierre et Saint-Paul の内観:柱頭彫刻
教会内にあった案内シートによると、ロマネスク期(11世紀〜12世紀)につくられた柱頭彫刻は、11あります。緑色で示されています。
他にも興味深い彫刻はあったのですが、案内シートにあった11の彫刻だけをご紹介します。
それら11のうち、1と2は旧小修道院の建物の外壁にあり、前回ご紹介しました。
今回は、教会の内部に残る3から11のロマネスク期の彫刻をみます。
ロマネスク期の彫刻3
中央には、肩車をする人
向かって左には、落ちる人
向かって右には、上がる人
ロマネスク期の彫刻4
中央には、十字ニンブスでそれと確認できるイエス。右手で祝福しています。
案内シートによると、向かって左に大天使ミカエル
イエスは、たくさんの人に囲まれています
ロマネスク期の彫刻5
案内シートには「二つのマンドルラの中の一人の修道士」と書いてあったのですが、私には、どれのことだか分かりませんでした。
示された場所にあって、アーモンドの形が二つあるのは、この柱頭だけなんですが、、、
まさか、これ?
ロマネスク期の彫刻6
「貨幣鋳造者たち」と呼ばれている柱頭
Souvigny の修道士たちは貨幣鋳造の権限を持っていたと何かで読んだ気がします。
きっと強大な権益だったことでしょう。
ロマネスク期の彫刻7
人魚とケンタウロス
ケンタウロスの尻尾が気になって、難しい角度を撮影しました
ケンタウロスの尻尾、かっぱえびせんみたい
人魚の髪と尻尾は、誰かにつかまれています
ロマネスク期の彫刻8
彫刻8は、放射状祭室にある祭壇の一部です。
聞いている人たち。
ロマネスク期の彫刻9
2人のアトラス
ロマネスク期の彫刻10
案内シートによると、キマイラ。
顔の周りのほわほわと、翼と、尻尾の先が特徴的です。
もし、Souvigny のこれがキマイラなら、Le Montetのあれもキマイラでしょう。
Le Montet の、あれ↓とよく似てますよね?
ロマネスク期の彫刻11
フルール・ド・リス(仏: fleur-de-lys)を持つグリフォン
フルール・ド・リス(仏: fleur-de-lys)は、アイリスを様式化したデザインです。
Prieuré Saint-Pierre et Saint-Paul 。ブルボン王朝発祥の地である Souvigny で栄えた教会には、ロマネスク期(11世紀〜12世紀)につくられた彫刻が残ります。
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