ジローナ大聖堂、続きです。11世紀〜13世紀のロマネスクの cloister をみます。
その前に一つだけ。好きなのがあったので cloister に行く前に立ち止まって見つめました。
ジローナのベアトゥス黙示録は10世紀に書かれた写本です。フレスコ画や彫刻などに代表されるロマネスク美術は、しばしば写本の図像を参考にしています。
こーんな図を見ると、私は何だか楽しくなります。もっと色んなページを見たいもんですが、ここでは、ガラスケース内に固定でこれだけ。ちょっとだけ、です。
そういえば立派な大聖堂の中も見学しました。証拠写真。
さて、cloister に移動しました。
大きくて立派ですが、不思議と威圧感はありません。
とは言え、お墓だらけです。修道士の墓場として使われていたから。壁にも床にも墓標が並んでいます。
面白いのがありました。サンフレッチェかと思ったら、ヨンフレッチェ。
サンフレッチェは日本のサッカーチームです。ホームタウンが広島で、毛利元就の話にちなんでチームのマークが三本の矢なんです。
かわいらしいのもあります。
インスタグラムのcatedral de gironaのアカウントで説明を見つけました。1577年に亡くなったBernat Cerdà という人の墓で、その紋章が鹿だったようです。そういわれると、1577って読めますねえ。
そしてもちろん、柱頭彫刻もあります。
原罪
カインとアベル
アブラハムと三人の天使
責めさいなまれる者ども
旧約聖書だけでなく新約聖書の話もあり、盛り沢山な柱頭彫刻です。
cloister をたっぷり楽しんだ後、大聖堂を出ました。
大聖堂の見学を終えると、旧サント・ペレ・デ・ガリガンツ(Sant Pere de Galligants)修道院に行きました。大聖堂のすぐ近くで北に400m、徒歩5分です。
大聖堂のついでに立ち寄ったんですが、予想以上に大好きなタイプだったので興奮しました。
façadeに案内板が設置してありました。親切な四ヶ国語表示。
カタルーニャ語だけの案内板もありました。
案内板によると修道院の設立は10世紀。1117年にラングドック地方の Lagrasse 修道院に併合されました。聖堂は12世紀以降のロマネスク建築で、薔薇窓(rose window)と豊かな彫刻の cloister が特徴的です。1365年に城塞が築かれた時、壁の一部に組み込まれました。1835年に修道院は廃止され、1857年からは博物館として使用されています。
しっかり考古学博物館としてやってます。
Sant Pere de Galligants、次回に続きます。
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こんにちは!Corsa/Notaitaliaです。
スマホで打つのが大変なので、こちらでコメントしたいのですが、内緒にする方法はあるのでしょうか。内緒じゃなくても構わなければ、こちらで、書きます。たいした情報はないですが、笑。
こんにちは、Corsa/Notaitaliaさん!
どうやら内緒にする方法が無さそうなんです、このソフトウェア。内緒じゃなくて大丈夫です。あと、インスタに新しいDMをお送りしましたので良かったらご確認ください。
どちらの方法も大歓迎╰(*´︶`*)╯どんな情報もありがたいです!