2025年7月29日(火)、三番目に訪れたのはSolsona、ソルソナ司教区美術館(Museo Diocesano y Comarcal de Solsona)です。
ここは、サン・キルゼ・ダ・ペドレット(Sant Quirze de Pedret)の壁画の他、多くの彫刻や壁画があります。
2025年、博物館は以下の日程で開いていました。有料(€5)でした。
12月15日から3月15日:水曜から土曜は11:00〜17:00、日曜と祝日は11:00〜14:00
3月16日から12月14日:水曜から土曜は11:00〜18:30、日曜と祝日は11:00〜14:00
なお、7月と8月は火曜も開館。1月1日、1月6日、12月25日、12月26日と月曜(祝日を含む)は休館。
Solsona では、2か所に行きました。以下のように2回に分けて書きます。
<1> Catedral de Solsona
<2> Museo Diocesano y Comarcal de Solsona
目次
1. Solsona .
2. 概要 .
3. 案内図 .
4. 大聖堂の鐘楼 .
5. 大聖堂の扉口 .
6. Monastir de Santa Maria de Solsonaの彫刻 .
7. Sant Pere de Madronaの柱頭 .
8. Sant Vicenç de Rusの壁画 .
9. Sant Quirze de Pedretの壁画 .
1. Solsona
ソルソナ(Solsona)は、カタルーニャ州リェイダ県にあり、県都リェイダの約85km北東に位置します。
博物館は、大聖堂(Catedral de Solsona)に接しており、回廊の上にあります。
博物館の中から、回廊のアーケードと鐘楼が見えます。

2. 概要
博物館の外にQRコードがありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
ソルソナ教区・地方博物館の起源は1896年に遡る。当時、教区の遺産を保護し、その価値を高めることを志したRamon Riu i Cabanes司教が、カタルーニャで最初の教区博物館のひとつとして「ソルソナ教区考古学博物館」を開設した。
開館当初から、この博物館は先駆的な存在であり、ビクの司教区美術館(Museu Episcopal de Vic)と同様に、聖なる芸術品や典礼用具の収集・保存という重要な任務に着手した。
1909年、Lluís Amigó司教によって館長に任命されたJoan Serra i Vilaró神父が、この機関に決定的な推進力を与えた。彼は博物館の先史部門の創設に着手し、そこには彼自身が教区全域で行った発掘調査から得られた数千点の遺物が含まれていた。これは膨大な作業であり、ソルソナ教区博物館に他に類を見ない独自の特色をもたらした。こうした発展に伴い、博物館は大聖堂の回廊上階のスペースへ移転した。
スペイン内戦中、ソルソナ革命委員会が博物館の管理を任され、同委員会は同館に移管され、司教宮殿に収蔵されていた多くの教区所有品を救出した。紛争の終盤、共和政府の命令により、博物館のコレクションの多くがジュネーブへ送られた。1939年、Antoni Llorens博士が運営を引き継ぎ、資産の返還交渉を行ったことで、博物館は新たな段階に入った。同時に新たな作品が加わり、コレクションが拡充された。
1982年に締結された協定に基づき設置された評議会により、博物館の全面的な再編が可能となった。これは2段階に分けて実施された。第1段階では、受付、多目的室、特別展示室に加え、先史時代、古代、中世(ロマネスク様式)の展示スペースが整備された。この段階は1983年11月26日に開館した。第2段階では、中世(ゴシック期)および近現代の展示に加え、予約受付、図書館、修復工房が整備された。1989年11月25日に開館し、現在の施設は博物館のコレクションを最適に展示することを可能にしている。
この後は、展示室にあった説明を引用する時に太字で書きます。
3. 案内図
博物館内にあった First Floor の案内図です。
黄色い部分にロマネスクの展示があります。

4. 大聖堂の鐘楼
大聖堂(Catedral de Solsona)の鐘楼を近くから眺められます。

迫力があります。

5. 大聖堂の扉口
大聖堂の扉口が、取り外されて博物館内に展示されています。
ロマネスク様式の扉口
ソルソナ大聖堂(Catedral de Solsona)
12世紀〜13世紀

ティンパヌムには、幻想的な生き物が彫られています。
腕のある親方が手がけたものだと思います。

6. Monastir de Santa Maria de Solsonaの彫刻
大聖堂の作品の他にも、たくさんの彫刻があります。
柱
サンタ・マリア・ダ・ソルソナ(Santa Maria de Solsona)の回廊
12世紀
男性と女性の像が刻まれた柱で、元々は回廊のアーケードの一部を構成していた。
他の柱頭と同様、トゥールーズの工房の様式を特徴としている。
柱頭および柱頭の断片
12~13世紀
サンタ・マリア・ダ・ソルソナ(Santa Maria de Solsona)のロマネスク様式の回廊および修道院(monastir)に由来する一連の柱頭。

7. Sant Pere de Madronaの柱頭
こちらの柱頭は、碑文が興味深いです。
人物像を配した柱頭
サン・ペラ・ダ・マドローナ(Sant Pere de Madrona)
12世紀

柱頭の上部には、作者の署名「MIRVS ME FECIT」が読み取れる。

8. Sant Vicenç de Rusの壁画
壁画は、階段の上に展示されています。

階段をあがった小部屋にサン・ビセンツ・ダ・ルス(Sant Vicenç de Rus)の壁画があります。
サン・ビセンツ・ダ・ルス(Sant Vicenç de Rus)の壁画
12世紀
後陣にあったこれらの壁画は、1983年5月29日に発見され、1987年に当博物館へ移管された。
四分球部分には、黙示録をテーマとした断片が今も残っており、神の像や福音書記者の象徴が見て取れる。

フリーズの下部には、次のように記されている。「賛美、栄光、知恵、感謝、誉れ、力、威力が、世々限りなくわたしたちの神にありますように」(『ヨハネの黙示録』7:12)。

半円筒形部分には、窓の左右に光輪をまとった人物群(聖ペトロ、聖パウロなど)が配されており、窓の内側にはアベルとカインが描かれている。

サン・ビセンツ・ダ・ルス(Sant Vicenç de Rus)の壁画の横に次の階段があります。

9. Sant Quirze de Pedretの壁画
サン・ビセンツ・ダ・ルス(Sant Vicenç de Rus)の部屋の階段をあがると、サン・キルゼ・ダ・ペドレット(Sant Quirze de Pedret)の壁画があります。

祈る人(l’orant)の壁画がよく知られています。

私は2025年8月2日にサン・キルゼ・ダ・ペドレット(Sant Quirze de Pedret)教会に行きました。博物館に展示されている壁画についても、教会の訪問記録のページに詳しく書きます。
ソルソナ司教区美術館(Museo Diocesano y Comarcal de Solsona)。サン・キルゼ・ダ・ペドレット(Sant Quirze de Pedret)の壁画の他、多くの彫刻や壁画があります。
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