2024年9月14日(土)、最初に訪れたのはTurienzo de los Caballeros、Iglesia de San Juan Bautistaです。
ここは、二つの窓に残された彫刻が素晴らしいです。
教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。
目次
1. Turienzo de los Caballeros .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観(二つの窓) .
1. Turienzo de los Caballeros
トゥリエンソ・デ・ロス・カバジェロス(Turienzo de los Caballeros)は、カスティーリャ・イ・レオン州レオン県にある村で、県都レオンの約59km西にあります。
教会は、村の西端の小高い場所にあります。

2. 概要
Románico Digital による概要です。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
1156年の文書に、この教会が聖ヨハネに捧げられていることが記されている。
今日、この教会は、初期のロマネスク様式の建築から18世紀の最後の工事に至るまで、一連の改修や増築によって決定づけられた複雑な構造を呈している。16世紀後半に建物の一部が崩壊した後、ほぼ全面的な改修が行われた結果、南側の方が幅の広い二つの身廊を持つ建物となった。その周囲はロマネスク様式と一致しており、断面が不均一な柱で区切られ、三つの不規則な柱間に分かれており、平らな後陣となっている。北身廊の東側には、後期ゴシック様式の礼拝室が設けられている。この礼拝室は角にバットレスがあり、三連アーチ型の丸天井で覆われ、バロック様式の絵画で装飾されている。その頂点にはマルタ十字と1596年の日付が刻まれている。この北身廊の西側には、半六角形の小規模な礼拝室が、洗礼堂として、同じ時期に建てられた。1745年から1748年にかけて、北側に面した聖具室が建設された。この18世紀には、南側のポルティコと付属の物置、鐘楼とその横の階段が建設されるなど、注目すべき工事が行われた。
この後も、Románico Digital を引用する時に太字で書きます。
3. 平面図
Románico Digital による平面図です。東が右です。
12世紀末の初期構造からは、南身廊の最初の柱間に相当する南壁の一部が再利用された。この柱間と東側の二つの柱間とは、断面図と平面図の両方で明らかな断絶があり、平面図において、縦軸のずれから確認できる。

4. 外観(二つの窓)
12世紀末の構造が残るのは、南身廊の最初の柱間です。
ロマネスク様式の柱間は、美しい黄土色の砂岩の切石で造られており、他の部分の石積みとは対照的である。そこには、18世紀に造られた花崗岩製の現在の扉口に取って代わられた、元の扉口があった。

軒下の装飾も凝っています。

二つの窓に素晴らしい彫刻があります。

左(西)側の窓のティンパヌムには、ドラゴンと戦う天使が彫られています。天使は聖ミカエルかもしれません。

右(東)側の窓のティンパヌムには、波打つように絡み合う茎、その茎に囲まれた葉と渦巻き模様が彫られています。
その上には、迫石を模したような溝が彫られています。

波打つように絡み合う茎のティンパヌムを支える柱頭のひとつには、2頭のライオンが彫られています。
美しいたてがみ。

Iglesia de San Juan Bautista。二つの窓に残された彫刻が素晴らしいです。
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