2025年8月13日(水)の最後、四番目に訪れたのはBordes-Uchentein、Saint-Pierre d’Ourjoutです。
ここは、2012年に再発見された素晴らしいフレスコ画があります。
2025年、教会は7月から9月中旬までの水曜、土曜と日曜の15:00〜18:00に開いていました。また、文化遺産の日(journées du patrimoine)の9:00〜18:00に開いていました。
目次
1. Bordes-Uchentein .
2. 概要 .
3. 内観 .
1. Bordes-Uchentein
ボルド=ユシャンテン(Bordes-Uchentein)は、オクシタニー地域圏アリエージュ県にあり、県都であるフォワの約45km西に位置します。
教会は、レ(Lez)川の西岸、古そうな単アーチの橋のたもとにあります。

2. 概要
ボルド・シュル・レとユシャンテンの文化遺産協会(Les associations “Patrimoine” de Bordes sur Lez et d’Uchentein)のWebサイトによる概要です。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
多くの山岳地帯のロマネスク様式の教会と同様、11世紀末から12世紀初頭に建てられたこの建物は、非常にシンプルな平面構成をとっていた。すなわち、半円形の後陣が単一の身廊につながる構成である。
建物の近く、現在の囲い壁の敷地内には墓地があった。20世紀に入り、墓地はレ(Lez)川の右岸、村の出口付近に移された。
この後は、現地にあった案内シートを引用する時に太字で書きます。
3. 内観
教会の中に入ります。
わお。

後陣に見事なフレスコ画があります。

後代の祭壇画によって隠された部分に、12世紀のフレスコ画が残りました。
これらの見事なフレスコ画は、2012年、祭壇画の修復工事の際に発見された。
このロマネスク様式の作品群は、国境の両側に点在する多くの教会に見られるピレネー地方の伝統に則ったものである。
スペインのサンタ・マリア・デ・タウイ教会(Santa Maria de Taüll)の後陣の装飾との構造上の類似性、および用いられた絵画技法の一部の要素から、この作品は1120年から1130年頃に制作されたものと見なされる。
後陣には、使徒たちと黄道十二宮が描かれているようです。(後代に開けられた窓などによって一部が失われています。)
左(北)端から順にみます。
まず、聖バルトロマイ。その下は処女宮だと思います。

後の時代に開けられた窓をはさんで、聖パウロ、聖ペトロ。
彼らの下に描かれているのは、獅子宮、天蠍宮、だと思います。

(絵画が残っている中では)最後に、聖アンデレ、聖ヤコブ。
彼らの下に、巨蟹宮、天秤宮、が描かれていると思います。

後陣のフレスコ画、実に見事です。

フレスコ画は、わずかながら身廊部分にも残っています。(後代に増築された側礼拝室などによって多くが失われています。)
身廊部分には、聖書の物語が描かれています。
こちらは「磔刑」(マタイ27章、マルコ15章、ルカ23章、ヨハネ19章)の場面だと思います。

さて、身廊と勝利アーチにロマネスク様式の柱が残っています。
その柱頭には植物モチーフや四足獣が彫られています。
興味深いのは、柱のベースです。

靴を履いた足が彫られています。私が画像を編集して青丸で示しました。

靴が彫られている柱のベースは、サン=リジエ(Saint-Lizier)でも見ました。
この靴は、現地にいたガイドによると、パリのクリュニー中世美術館に同様の靴が残っていて、司教の靴と考えられるのだそう。
Saint-Pierre d’Ourjout。2012年に再発見された素晴らしいフレスコ画があります。
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