カプリーレ(Caprile)

2024年7月29日(月)の最後、六番目に訪れたのはCaprile、Eremo di san Michele Arcangelo、またの名を Chiesa Rupestre di Sant’Angelo in Asprano です。

ここは、岩窟につくられた教会です。美しい壁画があります。

教会は閉まっていました。でも、金属柵のあいだから中を見ることができました。

目次

1. Caprile へ .
2. 壁画 .

1. Caprile へ

カプリーレ(Caprile)は、ラツィオ州フロジノーネ県にある小さな村です。ナポリから北西へ約92km、首都ローマから南東へ約106kmの距離にあります。

私は村の中央を抜けるサン・トンマーゾ通り(Corso S. Tommaso)に車を停めました。

サン・トンマーゾ通り(Corso S. Tommaso)に「Chiesa Rupestre di S. Angelo in Asprano」という標識(黄丸)があります。その標識に従って、坂道(赤矢印)を上ります。

サン・トンマーゾ通り(Corso S. Tommaso)

カプリーレ(Caprile)の村の中には、「Eremo san Michele」という標識(青丸)があります。

その標識に従って、坂道(赤矢印)を上ります。

カプリーレ(Caprile)村

教会は、アキノ城(Castello dei Conti di Aquino)が建つ岩の麓にあります。

アキノ城(Castello dei Conti di Aquino)を望む

道中、草が茂っている細い道を通ります。長ズボンと滑りにくい靴がおすすめです。

教会への道

教会に着きました。

Eremo di san Michele Arcangelo

サン・トンマーゾ通り(Corso S. Tommaso)から教会まで、私の足で約15分間かかりました。

2. 壁画

教会の扉口には金属扉があり、施錠されていました。

金属扉

でも、金属扉の柵のあいだから、教会の中を見ることができました。

金属扉の柵のあいだから見た教会

ゾディアック(Zodiaque)la nuit des temps『Rome et Latium romans』による概要です。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

この岩窟は、不規則な後陣を形成する壁によって二つに分けられている。後陣には、カッシーノ会の伝統に親しい主題でフレスコ画が描かれている。マンドルラの中のキリストとその昇天、そして下部には使徒たちと聖母が描かれている。

このフレスコ画はあまり知られておらず、1976年にG. Di Sottoによって初めて発表された。地方的な様式でありながら、モンテカッシーノ修道院教会にある破壊されたキリストの昇天に触発されて描かれた一連の昇天作品の一部であるという図像学的観点からも、この地方の様式的展開という観点からも、興味深い問題を提示している。

人物像は非常に細長く、線は黒く重々しい。これらの絵画の年代はかなり後期のもので、12世紀の終わり頃、あるいはそれより数年遅い時期のものであることは間違いない。

壁画

みなさん、顔が小さくて手足が長いです。とってもスタイリッシュ。

Eremo di san Michele Arcangelo、またの名を Chiesa Rupestre di Sant’Angelo in Asprano。岩窟につくられた教会です。美しい壁画があります。

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