サント=ラドゴンド(Sainte-Radegonde)

2024年5月19日(日)の最後、六番目に訪れたのはSainte-Radegonde、Église Sainte-Radegondeです。

ここは、西扉口が良いです。

教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。

目次

1. Sainte-Radegonde へ .
2. 概要 .
3. 航空写真 .
4. 外観(西側) .

1. Sainte-Radegonde へ

サント=ラドゴンド(Sainte-Radegonde)は、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏ジロンド県にある小さな村です。ボルドー(Bordeaux、同地域圏の首府であり同県の県庁所在地)の約47km東にあります。

西側遠景

教会は、ドルドーニュ川の左岸にあり、小さな村の中心にあります。

2. 概要

観光局(Office de Tourisme Castillon-Pujols)のウェブサイトによる概要です。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

教会が建っている場所には、メロヴィング朝のネクロポリス(1980年代に教会の壁沿いで発見された)があった。

ロマネスク様式の教会に先行してプレ・ロマネスク様式の建物が建っていたことは、身廊の北側にある遺構が証明している通りである。この身廊には現在、(後期ゴシック時代の)リブ・ヴォールトがある。また、この建物には半円形の後陣もある。

教会の南側廊には、華麗なゴシック様式(15世紀後半から16世紀初頭)の扉口がある。

この後も、観光局(Office de Tourisme Castillon-Pujols)のウェブサイトを引用する時に太字で書きます。

3. 航空写真

Googleマップによる航空写真です。

Googleマップより

ロマネスク期の建物は、北側半分で、単身廊に半円形の後陣が続く教会だったと思います。

その後、ゴシック期に、南側廊が増築されたのかなと思うからです。

4. 外観(西側)

ファサードをみます。

西側外観
柱頭

柱頭をみます。

北側には、ライオンたちが描かれているようです。

柱頭(北側)

南側には、人物たちが描かれているようです。

柱頭(南側)

人物たちのひとりは、右手で祝福し、左手に司教杖を持っています。

この人物は、教会に出入りする信者たちを送迎しているような場所に彫られています。

手足がかわいい。

柱頭(南側、別角度)
ティンパヌム

ティンパヌムをみます。

教会のファサード(後陣と同じく12世紀のもの)の壮麗なロマネスク様式の扉口には、彫刻が施されたティンパヌムがあり、知識の木のそばにアダムとエバが描かれている。また、使徒(パウロ、ペトロ、ヤコブ)とサンティアゴ・デ・コンポステーラの2人の巡礼者も描かれている。

ティンパヌム

簡素ですが、衣服のひだは凝っています。

Église Sainte-Radegonde。西扉口が良いです。

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