2024年5月14日(火)、四番目に訪れたのはLaurenque、Église Saint-Sardos et Sainte-Anne de Laurenque です。
ここは、西扉口が良いです。
教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。
目次
1. Laurenque へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観(東側) .
5. 外観(西側) .
1. Laurenque へ
ロロンク(Laurenque)は、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏ロット=エ=ガロンヌ県の小さな集落です。ギュイエンヌ地方にあり、ボルドー(Bordeaux)の約120km南東にあります。
教会の南は墓地です。
2. 概要
Wikipédiaによる概要です。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
サン・サルドとして知られた小修道院(prieuré dite de Saint-Sardos)の教会で、サルラ大聖堂(cathédrale de Sarlat)の参事会に依存していた。
ジョルジュ・ソリン(Georges Tholin)が示したように、この教会は12世紀初頭に遡る。
建物の最も古い部分は、以下の通りである。
・後陣とクワイヤは、円柱の上に九つのアーケードで飾られ、そのアーチは三つの窓を囲んでいる。
・身廊は、ほぼ正方形の柱間が三つあり、二つの柱間は丸いアーチでヴォールトになっている。西扉口には不思議な装飾が施されている。
教会は、宗教戦争中にプロテスタントによって破壊された。教会は修復され、サン=サルド(Saint-Sardos)またはサン=サセルド(Saint-Sacerdos)とサント=アンヌ(Sainte-Anne)の二つの称号が与えられた。
この後は、西扉口の前にあった案内掲示を引用する時に太字で書きます。
3. 平面図
Wikipédiaによる平面図です。東が上です。
4. 外観(東側)
東に行きます。
後陣の軒下に持ち送りがあり、メトープ(浮彫石板)には丸く穴が開けられています。
持ち送りには、人物や動物が描かれています。
5. 外観(西側)
西に行きます。
ファサード。
西扉口をみます。
鳥たちの柱頭と、ライオンたちの柱頭との間に、人の顔のような彫刻が残っています。
柱頭には、鳥、ライオン、蛇、人物たちなどが描かれているようです。
上部のアーチには、二つの帯状装飾があります。内側は植物、外側は四足獣や魚たちが連なっています。
植物の帯状装飾の中央(上部)には、魚が2匹描かれています。
しっぽまであんこが入っていそう。
イエスを表すと考えられています。
魚:紀元1世紀、ローマ当局に迫害されたキリスト教徒が、自分たちを識別するために使った。当時、ギリシャ語はラテン語よりも広く話されていた。ICHTUS(魚)という単語の5文字が「神の子イエス・キリスト救世主」を意味する頭文字に対応していた。
I (I, lota): Inoos / lêsoûs (「イエス」)
X (KH, Khi): Xpiơtòs / Khristos (「キリスト」)
θ (TH, Theta): ©ой / Theoû (「神の」)
Y (U, Upsilon): Yiòs / Huiòs (「息子」)
Σ (S, Sigma): Ewrip / Sôter (「救世主」)
Église Saint-Sardos et Sainte-Anne de Laurenque。西扉口が良いです。
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