2024年5月2日(木)、三番目に訪れたのはPlassac、聖エパルキウス教会(Église Saint-Cybard)です。
ここは、開放感のある緑豊かな美しい場所にあり、内部の柱頭彫刻が美しいです。
私は事前に役場(mairie)に5月2日に教会が開いているかを問い合わせました。「開いています。」とのことでした。
目次
1. Plassac へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観(後陣) .
5. 外観(ファサード) .
6. 内観(上の教会) .
7. 内観(下の礼拝堂) .
1. Plassac へ
プラサック(Plassac)は、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏シャラント県の村です。同県のあたりは県庁所在地であるアングレーム(Angoulême)を歴史的な中心地とし、アングモワ(Angoumois)地方と呼ばれます。
プラサック(Plassac)は、アングレーム(Angoulême)の約15km南西にあります。
教会は、開放感のある緑豊かな美しい場所にあります。
2. 概要
教会の外に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
1130~1150年頃:教会の建設。歴史的資料には記載がない。
14~15世紀:百年戦争
15世紀:百年戦争で破壊された身廊の南壁が再建される。身廊の南北に壁を支える強力なバットレスが建設された。
1862年:教会が歴史的建造物に指定される。
1892年~1896年:建築家エドゥアール・ワランによる下部教会と上部教会の修復。
1995年:鐘楼の修復
2012年:屋根の修復
サント(Saintes)、ペリグー(Périgueux)、アングレーム(Angoulême)、サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す多くの旅行者や巡礼者が通るルートの交差点に建てられており、アングモワ地方で最も注目に値するロマネスク教会のひとつである。
この後も、案内掲示を引用する時に太字で書きます。
3. 平面図
ゾディアック(Zodiaque)la nuit des temps『Angoumois roman』による平面図です。東が上です。
黒色:12世紀
斜線:15世紀
上の教会の身廊の第3柱間に階段があり、下の礼拝堂に降りることができます。
4. 外観(後陣)
東に行きます。
妙な位置に丸窓があります。
柱頭や持ち送りに彫刻があります。
5. 外観(ファサード)
西に行きます。
ファサードは、複数の盲アーチと主扉口がバランスよく組み合わされています。
6. 内観(上の教会)
教会の中に入ります。
妙な位置に丸窓(オクルス)があると思ったら、こういうことでした:
半ドームの天井の中心から外れた位置にあるオクルスは、7月1日の聖エパルキウス(仏:Saint-Cybard)の日の朝に祭壇を照らすためのものだと言われている。
柱頭彫刻が美しい。
柱頭1も2も、植物にからまる人物たちや生き物たちが描かれています。
後陣には、持ち送りと浮彫石板があります。
みなさん、真面目な顔。
7. 内観(下の礼拝堂)
上の教会の第3柱間から下の礼拝堂に降ります。
下の礼拝堂は、建物が土地の傾斜に適応できるようになっており、17世紀に七つの悲しみの聖母(Notre-Dame des Sept-Douleurs)に奉献される前は、聖エパルキウス(仏:Saint-Cybard)の聖遺物が納められていたと思われる。
聖エパルキウス教会(Église Saint-Cybard)。開放感のある緑豊かな美しい場所にあり、内部の柱頭彫刻が美しいです。
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