2023年9月10日(日)、最初に訪れたのは Robbio。サン・ピエトロ教会(Chiesa di San Pietro)とサン・ヴァレリアーノ教会(Chiesa di San Valeriano)です。
これらは、しっかり復元されたロマネスク教会です。
二つの教会は、両方とも閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。
目次
1. Robbio、二つのロマネスク教会 .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 内観 .
5. 外観 .
1. Robbio、二つのロマネスク教会
ロッビオ(Robbio)は、ロンバルディア州のロメッリーナ(Lomellina)と呼ばれる地域にあり、パヴィアの北西約46kmに位置します。
この町には、二つのロマネスク教会があります。
ひとつは、町の中心にあるサン・ピエトロ教会(Chiesa di San Pietro)。
鐘楼は新しい様式ですが、全体的にはロマネスクっぽく仕上がっています。
現地にあったQRコードによると、1960年にもと(1125年から1150年)の建築様式に復元されました。
サン・ピエトロ教会(Chiesa di San Pietro)から500メートルほど西に、もうひとつのロマネスク教会があります。
サン・ヴァレリアーノ教会(Chiesa di San Valeriano)です。
この後は、こちらのサン・ヴァレリアーノ教会(Chiesa di San Valeriano)について書きます。
2. 概要
現地にQRコードがありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
サン・ヴァレリアーノ教会(Chiesa di San Valeriano)は、11世紀に建てられた旧クリュニー会小修道院の一部であった。
その威厳は、フランチジェーナ街道(Via Francigena)に沿って重要な役割を担っていたことを浮き彫りにしている。修道院は、そのすべての施設とともに、皇帝やローマ教皇の使節たちが休息と祈りのために自由に立ち寄る場所として利用された。
しかし、修道院は、様々な軍隊によって何度も略奪され、何世紀にもわたって破壊された。右側の一番奥の柱に見える文字がそれを証明している。修道院の設備は完全に失われており、17世紀の地図に残っている鐘楼の存在も含めて、その痕跡は残っていない。
この後も、案内掲示を引用する時に太字で書きます。
3. 平面図
ジャカ・ブック(Jaca Book)PATRIMONIO ARTISTICO ITALIANO『LOMBARDIA ROMANICA VOL II』(以下「Jaca Book」)による平面図です。東が上です。
サン・ヴァレリアーノ教会(Chiesa di San Valeriano):
4. 内観
Jaca Book による、サン・ヴァレリアーノ教会(Chiesa di San Valeriano)の内観です。
レンガが美しく並んでいます。
5. 外観
ファサードも、ロマネスク様式。
主後陣。
サン・ピエトロ教会(Chiesa di San Pietro)とサン・ヴァレリアーノ教会(Chiesa di San Valeriano)。しっかり復元されたロマネスク教会です。
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