リヴォルタ・ダッダ(Rivolta d’Adda)

2023年8月24日(木)、二番目に訪れたのは Rivolta d’Adda。Basilica di Santa Maria Assunta e San Sigismondo です。

ここは、後陣の外観が素晴らしいです。内部は荘厳です。

見学は毎日9:00〜12:00と14:30〜18:00に可能です。ただし典礼行事中は見学不可。聖ミサは月曜から土曜は8:30と18:00、日曜は7:00、9:00、10:00、11:00と18:00に行われます。(2023年8月現在の情報です。)

目次

1. Rivolta d’Adda へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観 .
5. 内観 .

1. Rivolta d’Adda へ

私は Airbnb から南に約14km、17分ほど運転してアッダ(Adda)川左岸の町に着きました。11:00頃のことです。

北西側外観

町の中心の、周辺の村々からの道が集まる広場に、Basilica di Santa Maria Assunta e San Sigismondo があります。

2. 概要

教会の外に案内掲示がありました。また、私が一部を抜粋して太字で和訳します。

11世紀にロマネスク様式で建てられたが、その後の時代や様式によってかなりの改修が加えられている。

この後も、案内掲示を引用するときに太字で書きます。

3. 平面図

現地には平面図が見当たりませんでした。ゾディアック(Zodiaque)la nuit des temps の『Lombardie romane』による平面図です。東が上です。

ゾディアック(Zodiaque)より

4. 外観

東側に行きます。

石をヘリンボーン状に並べたオプス・スピカトゥムの石積みが美しいです。

北小後陣の盲アーチの下に浮き彫りがあるのも、素敵です。向かい合う鳥たちが2対描かれています。

東側外観

ロッジアは12世紀に遡る。

その隣には鐘楼があり、当初はもっと低かったが、1716年に高さ45mまで引き上げられ、ギベッリーニ(ghibellini)狭間を冠した。

南東側外観

ギベッリーニ(ghibellini)狭間は燕尾形、これに対してグエルフィ(guelfi)狭間は長方形です。

西側に戻ります。

 南西側外観

ファサードの扉口から教会の中に入ります。

5. 内観

教会の中は、荘厳です。

身廊にて東を向く

見事な柱頭彫刻がたくさんあります。

身廊にて北東を向く

ロマネスク様式のようです。

でも、何か違和感があります。

身廊にて南東を向く

例えば、こちらの柱頭にはヒビ割れがあります。

そして、ヒビ割れの線を境に、彫り方がほんの少しだけ違うようです。

ヒビ割れのある柱頭彫刻

ジャカ・ブック(Jaca Book)PATRIMONIO ARTISTICO ITALIANO『LOMBARDIA ROMANICA VOL II』によると、20世紀初頭の修復作業で、バロック様式の漆喰や新古典主義的な要素をヴォールトや柱から取り除くと、無数の石の装飾が現れたそうです。でも、すべて無傷で発見されたわけではありませんでした。16世紀の改革派のハンマーや、バロック様式や新古典主義様式に改築するため(四角くするため)に柱頭とヴォールトの彫刻を台無しにしていることが判明したのです。そこで、失われた部分を再建することになりました。カッサーノ・ダッダ(Cassano d’Adda)の石工、ジュゼッペ・ヴァリスキ(Giuseppe Varischi)にこの作業が任されました。Varischi の活躍により、装飾は見事に再建されました。でも、その想像力と器用さは、彼の介入を特定する上で最大の障害となりました。

つまり、オリジナルのロマネスク彫刻と、20世紀の作品とを区別するのが難しいんです。こうなると、どんな図像がいつどこでどんな風に描かれたのかを知りたいとき、混乱します。

柱頭彫刻

顔が削られているこちらの柱頭彫刻は、もしかすると、オリジナルかもしれません。

Basilica di Santa Maria Assunta e San Sigismondo。後陣の外観が素晴らしいです。内部は荘厳です。

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