2023年8月10日(木)、二番目に訪れたのは Prugiasco、Chiesa di San Carlo (anticamente S. Ambrogio) in Negrentino です。
ここは、美しい山々を背景に緑の中に佇む鐘楼が素晴らしいです。中にはフレスコ画があります。
鍵は Acquarossa にある複数の店舗(Ristorante Stazione、Osteria Rubino、Ristorante Valsole)などが管理しています(2023年8月現在の情報です)。
目次
1. Prugiasco へ .
2. 概要 .
3. 平面図
4. 外観
5. 内観 . ..
1. Prugiasco へ
私はコルツォネゾ(Corzoneso)から北西に約2km、4分ほど運転して、Acquarossa にある飲食店(OSTERIA RUBINO DA PAOLO)に着きました。11:30頃のことです。
開店準備の忙しいなか、Osteria のご主人は親切に対応してくださり、私はパスポートと引き換えに教会の鍵を借りることができました。
私はOSTERIA RUBINO DA PAOLOから北西に約5km、11分ほど運転して、最後は歩いて、絶景の教会に着きました。
山々を背景に緑の中に佇むロマネスク教会が美しいです。
2. 概要
教会の内外に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
ロマネスク様式の教会は、Nara 峠の古いラバ道沿いにあり、その印象的な建築と貴重なロマネスク様式と後期ゴシック様式のフレスコ画で有名である。
その建物は1224年に確認されているが、およそ11世紀の最後の3分の1までさかのぼるもので、おそらく12世紀に後陣を持つ側廊が南側に建設されたことにより拡張されたと思われる。
11世紀末から12世紀にかけて、堂々とした鐘楼が建てられた。内部には、使徒たちに讃えられる「キリストの昇天」(11~12世紀初頭)を描いたロマネスク様式のフレスコ画が残されている。
この後も、案内掲示を引用するときは太字で書きます。
3. 平面図
現地には平面図は見当たりませんでした。ゾディアック(Zodiaque) la nuit des temps の『Suisse romane』による平面図です。東が上です。
黒色が11世紀、網掛が12世紀から15世紀、縦縞が16世紀末から17世紀初めの構造です。
ロマネスク様式のフレスコ画は、11世紀部分の西壁に残っています。
4. 外観
東側に行きます。
12世紀頃に建てられた鐘楼が美しいです。
二つの後陣がありますが、右(北)側の主後陣が11世紀の建築です。
主後陣の中央窓に鳥の浮き彫りがあります。堂々としていて良いです。
盲アーチの下にはアーチを支える石(peduccio)があり、簡素な彫刻が残っています。
5. 内観
教会の中に入ります。
二つの後陣も壁も柱も、極彩色です。
主後陣と北壁の後期ゴシック様式の壁画は Seregno の工房による15世紀後半の作とされ、南側廊の壁画は、Antonio da Tradate とその工房による15世紀後半から16世紀前半の作とされている。
私がみたいのは、西壁に残るロマネスク様式のフレスコ画。
「キリストの昇天」(マルコによる福音書16章、ルカによる福音書24章、使徒言行録1章)が描かれています。
キリストの両側には、十二使徒がいます。
聖ペトロの真っ白な髭と真っ直ぐな目が良いです。
十二使徒は、讃えるような仕草で昇天するキリストを見上げます。
Chiesa di San Carlo (anticamente S. Ambrogio) in Negrentino。美しい山々を背景に緑の中に佇む鐘楼が素晴らしいです。中にはフレスコ画があります。
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