2023年春🌸の旅行の始まりです。4月24日(月)に羽田空港をたち、翌日14:30頃にビルバオ空港に着きました。最初の目的地は Bilbao、Bizkaiko Arkeologi Museoa です。
ここは、ロマネスク様式の柱頭彫刻が素晴らしいです。
先史時代からの展示があり、装飾の変遷を時代を追って見学できます。有料(€3.50)です。(2023年現在)
目次
インターネット接続:eSIM .
飛行機 .
Bilbao へ .
Bizkaiko Arkeologi Museoa .
石碑(紀元前1世紀〜紀元後1世紀) .
墓碑(9世紀~10世紀) .
墓(12世紀) .
柱頭(12世紀). .
Airbnb
インターネット接続:eSIM
預け入れた荷物が出てくるまでにeSIMをアクティベートしました。
私はスペインに滞在中もリモートで仕事をするので(休暇ではないんです😭)、日頃から使っている日本のSIMをスマホに挿入したままです。つまりデュアルSIMになります。
飛行機
飛行機は、東京からビルバオまでの片道チケットと、スペイン発の東京往復チケットを購入しました。(スペイン発の東京往復チケットは、5月15日にビルバオ🇪🇸から東京🇯🇵に行き、7月25日に東京🇯🇵からバルセロナ🇪🇸に戻る便です。7月25日のフライトは2023年夏🌻の旅行用です。)
今回から、全日空(ANA)で、ヨーロッパ発の東京往復チケットを買うことにしました。割安だから。
ANAは、ヨーロッパ発と東京発とでは、値段が違います。大雑把に言うと、ヨーロッパ発のビジネスクラスは、東京発のエコノミークラスに近い安さです。
他の航空会社も比べたのですが、東京とヨーロッパを往復するビジネスクラスは、ANAで予約するヨーロッパ発が一番安かったです。(私にビジネスクラスは少し贅沢なのですが、体調管理などのため、ある程度の出費を覚悟しています。)
Bilbao へ
私はビルバオ空港の到着ロビーで夫と待ち合わせました。彼は二日前から来て、前日の4月23日(日)にサンセバスチャンでサッカー観戦をしたんです。2人で空港のレンタカー会社に行き、予約しておいたオートマ車を借りました。
私たちは予約しておいた Airbnb(1) に泊まりました。
翌4月26日(水)、夫と私はAirbnbから北に約22km、30分ほど運転して、ビルバオの町に着きました。11時頃のことです。
車は近くの有料駐車場(Parking PARKIA – Arenal. Bilbao)に停めました。
Bizkaiko Arkeologi Museoa
ビルバオでの目的は、Bizkaiko Arkeologi Museoa 。
展示に添えられている説明はカスティーリャ語(スペイン語)とバスク語ですが、チケット購入時に、受付で、英語版の説明書を借りられます。
いくつかの展示をご紹介します。
石碑(紀元前1世紀〜紀元後1世紀)
鉄器時代の石碑です。
鉄器時代は、紀元前7世紀から紀元後1世紀まで続いた最後の先史時代の名称である。この時代に、この地域に住んでいた人々に重要な変化が起こり、ローマ時代の著者がカンタブリア東部沿岸で言及した、将来の先住民族の基礎が築かれた:ヴァスコンス人 ヴァルドゥリア人、カリスティア人、オートリゴン人である。
最も重要な変化は、安定した要塞集落の形成、鉄の出現と普及、葬儀としての火葬に要約される。
太陽みたいな、円形の冠が彫ってある石碑は、他にも数多く展示されていました。
魚の骨のような線の模様(ヘリンボーン)も、特徴的です。
墓碑(9世紀~10世紀)
礼拝堂 San Miguel de Elejabeitia (Artea) の墓碑。9~10世紀。
すべての面が幾何学的なモチーフで装飾されている。円形の冠、三角形、スクロール、ヘリンボーンなどである。葬儀の碑文があり、そこには次のように記されている:神の名において、私モミノ、キリストの平安のうちにここに眠る。
1000年くらい経った後の、キリスト教の墓碑なのですが、先史時代のような模様があります。
強烈な印象です。
墓(12世紀)
様々な模様が組み合わされている墓です。
十字形と植物のモチーフで装飾された砂岩の墓、Zenarruza (Ziortza-Bolibar) の参事会教会より。12世紀。
このような墓は、共同体の最も重要なメンバー、つまり司祭または領主のためのものであった。
見間違えたかしら?と思って何度も説明を見ましたが「12世紀」と明記してありました。
12世紀になっても、円形の冠が彫られています。ノコギリの歯のような模様もあります。
一部の地域には、昔ながらの装飾が長く残っていたということなのかもしれません。
柱頭(12世紀)
ロマネスク様式の柱頭です。
11世紀末から、それまで何世紀にもわたって築かれた村々の多くは、次第に独立性を失い、新しいタイプの集落に変えられた。
このことは考古学的に、初期の埋葬地のほとんどが放棄され、いくつかの墓地や教会が拡張されたことでもわかるが、これらの墓地や教会は、村落共同体ではなく、特定の領主、伯爵、王によって所有され維持されていた。
教会は、当時の建築様式に合わせて増築された: ロマネスク様式である。この様式は、展示されているSan Pedro de Mungia の教会の柱頭にも使われており、フランス南西部、Álava、Navarra や Castillaで発展した国際的な原型と関連している。
9世紀~10世紀の石碑に比べると、西ヨーロッパの他の地域にもありそうな模様になってきました。
松ぼっくり、幾何学模様、擬人化されたモチーフで装飾されたロマネスク様式の柱頭。教区教会 San Pedro de Mungia より。12世紀後半。
ちから強い線で、圧倒的な存在感です。
Bizkaiko Arkeologi Museoa。ロマネスク様式の柱頭彫刻が素晴らしいです。先史時代からの展示があり、装飾の変遷を時代を追って見学できます。
Airbnb
夫と私は、ビルバオ空港のレンタカー会社から南西に約38km、33分ほど車を運転してLaudioという町のAirbnbにチェックインしました。台所兼食堂兼居間、シャワー・トイレ、寝室二つという間取りのマンションです。駐車場なし。でも、マンションの前の道路に路上駐車できました。
2人で3泊の総額が€ 207.95 EURでした。
洗濯機も食洗機もあり、便利でした。
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