2022年9月15日(木)の最後、三番目に訪れたのは Saint-Maurice-de-Gourdans。Église Saint Maurice です。
ここは、地元の小石を積んだ外観にひきつけられ、教会の中では素朴な柱頭彫刻にやられます。15世紀のフレスコ画も魅力的です。
目次
Saint-Maurice-de-Gourdans へ
概要
フロアプラン
内観:全体
内観:柱頭彫刻
内観:15世紀のフレスコ画
見学の終わりに
Airbnb
Saint-Maurice-de-Gourdans へ
Saint-Maurice-de-Gourdansも、ナントゥア(Nantua)と同じくアン(Ain)県にありますが、よりLyonに近いです。Lyonまで35kmほど。
夫と私はナントゥア(Nantua)から南西に約63km、車を45分ほど運転して、ちょっとした町に着きました。15時頃のことです。
この後ろ姿が目に入り、思わず「かわいい!」と感激しました。小石を積み上げてあるんです、この壁。
概要
案内板がありました。
一部抜粋して太字で和訳すると:
12世紀に建てられたこの建物は、現在もほぼそのままの姿で私たちの前に姿を現している。外壁には、この地域特有の自然の要素である小石を敷き詰めた壁が見える。ラテン十字のシンプルなプランはそのままに、15世紀のフレスコ画がこの教会の遺産的価値を大きく高めており、造形美と柱頭の精巧さにより、1909年に歴史的建造物に分類された。
1111年 おそらく建物の建設が始まったと思われる
1153年 教皇エウゲニウス3世により、エネ(Ainay)大修道院の修道士が教会とその小修道院を所有していることが確認される
13世紀~15世紀 身廊の拡張
15世紀 フレスコ画が描かれる
19世紀 北翼廊に壁画が描かれる(のちに漆喰で隠される)
1812-1813年 革命後、鐘楼を部分的に再建
1830年 身廊の拡張と身廊南側のバットレスの設置
1959 フレスコ画を公開
2019-2020年 建物の修復、北翼廊の壁画の発見
フロアプラン
現地にフロアプランがありました。東が上です。
一部抜粋して太字で和訳すると:
1946年の工事中に、15世紀に描かれたフレスコ画が発見された。おそらくフランス革命の時代に漆喰の下に隠されていたと思われる。1959年、教会のヴォールトが補強された際に公開された。フレスコ画は、旧約聖書と新約聖書の主な場面を表している。おそらく、1人または複数の未知の作者の作品であろう。サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の巡礼者、北イタリアの画家の作品と思われる。また、2020年の工事で、北小後陣の19世紀のフリーズと20世紀初頭の壁画が発見された。
内観:全体
トンネルのような単一身廊に15世紀のフレスコ画。
外がかわいいのに、中もかわいいとは、、、やられた。
内観:柱頭彫刻
柱頭彫刻は、基本的には、簡素な植物模様です。
でも、ワシがいたり、
グリフォンみたいなのがいたり、
仲良く両手をあげる3人組がいたりします。
どれも、魅力的です。
内観:15世紀のフレスコ画
15世紀のフレスコ画は、ロマネスク様式ではないんですが、かわいいから載せます。
フロアプランの番号をつけました。
悪魔、少し愛嬌があります。
見学の終わりに
Église Saint Maurice。地元の小石を積んだ外観にひきつけられ、教会の中では素朴な柱頭彫刻にやられます。15世紀のフレスコ画も魅力的です。
Airbnb
この日の見学を全て終えた夫と私は、西に34km、27分ほど車を運転してリヨンに戻り、市内のAirbnbにチェックインしました。台所兼食堂兼居間、風呂トイレ、寝室二つという間取りのマンションで、無料の駐車場付き。2人で5泊の総額が¥ 76,728でした。
十分な広さがあり、洗濯機もありました。バスタブがあったので、ゆっくり湯につかることができました。隣に大型スーパーもあって便利でした。居心地が良かったです。
このAirbnbは9月20日にチェックアウトして、パリ(Paris)のAirbnbに移ります。
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