レオトアン(Léotoing)

2022年8月23日(火)の最後、二番目に訪れたのはLéotoing。Église Saint-Vincent です。

ここは、小高く狭い丘の上の教会で、持ち送りと柱頭の彫刻が楽しめます。

中を見学するには役場(mairie)で身分証明書とひきかえに鍵を借りる必要があります。2022年8月現在、mairieの営業時間は火〜木の14時〜17時でした。

Léotoing へ

夫と私はブレル(Blesle)から北東に13分ほど車を運転して、村に向かいました。

道中に古城が見えて興奮します。

村に向かう道から古城を望む

山の上の小さな村に着きました。14時頃のことです。

役場(mairie)で教会の鍵を借ります。メールであらかじめ予約しておきました。

無事に鍵を借り、教会へ。

Église Saint-Vincent(西側外観)

向かって右が教会、向かって左が古城。

古城

古城は廃墟となっていますが、13〜15世紀頃の建物のようです。

ここからは、アラニョン川(Alagnon)の渓谷やラ・シェーズ・デュ(la Chaise-Dieu)高原の美しい景色を眺めることができます。

教会の外観をみます。

Église Saint-Vincent の外観:全体

現地には案内もフロアプランもありませんでした。

ネットで得た情報によると、教会に関する最初の記録は11世紀。クリュニーの影響下にあったソクシヤンジュ(Sauxillanges)修道院に寄付されたことが記されているそう。

Église Saint-Vincent(南西側外観)

現在残る建物は12世紀に建てられ、のちに改築されたもののようです。

Église Saint-Vincent(北側外観)

もとは、城の礼拝用教会だったんでしょう。

Église Saint-Vincent(東側外観)

身廊は三つの柱間があります。

Église Saint-Vincent(南側外観)

南側には、持ち送りに装飾があります。

持ち送り

人や動物や

持ち送り

人。

持ち送り

教会の中に入ります。

Église Saint-Vincent の内観:全体

単身廊。

Église Saint-Vincent(内観、身廊にて東を向く)

わずかに突き出た交差部があり、クワイヤも後陣も、15世紀に改築されたようです。

Église Saint-Vincent(内観、交差部にて東を向く)

内部でみたいのは、柱頭彫刻です。

柱頭彫刻

身廊の、三つの柱間のアーチを支える部分に、柱頭彫刻があります。

Église Saint-Vincent(内観、交差部にて西を向く)

植物。

二股人魚とクロス模様。

動物たち。

馬たち(もしかしてライオンかも。でも馬に見えるから馬ってことで。)に頭をかじられる人。

同じ柱頭の別角度。馬たちの足の下にアーチがあって、向かって右の馬のアーチの中には何かがいます。

さらに同じ柱頭の別角度。左の馬の足の下のアーチの中には何もいません。そして、左の馬の後ろには模様があります。

何を意味するのか、まったく、わからないです。

Église Saint-Vincent。小高く狭い丘の上の教会で、持ち送りと柱頭の彫刻が楽しめます。

Airbnb

この日の見学を全て終えた夫と私は、車で南東に約20分移動して、ブリウド(Brioude)の町はずれにある Airbnb にチェックインしました。

台所兼食堂、居間、シャワー&トイレ、寝室三つという間取りのマンションで、無料の駐車場とプールつき。2人で2泊の総額が€ 180.99 でした。

私は利用しませんでしたが、プールがあるの、小さい子どもがいると、いいですよね。

Airbnbの台所兼食堂

台所の設備が、鍋やフライパンにいたるまで、新しくて充実していてびっくりでした。

十分な広さがあり、洗濯機はもちろん、自炊に必要なものが全て揃っていて、

Airbnbの居間

居心地が良かったです。

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