Parma、続きです。パルマ洗礼堂(Battistero di Parma)を見ます。
パルマ洗礼堂(Battistero di Parma)は、パルマ大聖堂(Cattedrale di Parma)の南隣です。
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入り口で止められる
中に入ろうとしたら、入り口で止められてしまいました。
受付の人が言うには、入場券が必要で、入場券は司教区博物館(Museo Diocesano)で売っているそう。
あらあら、そうでしたか。(←実は私、中に入ったことなかったんです)
入場券を求めて司教区博物館(Museo Diocesano)に行き、ついでに博物館を見学しました。これについては次回お話しします。
入場券を持ってパルマ洗礼堂(Battistero di Parma)に戻ると、問題なく中に入れてもらえました。
パルマ洗礼堂(Battistero di Parma)の概要
中に入ると、案内掲示がありました。
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案内掲示によると、
洗礼堂は、建築と彫刻のデザインの多くを手がけたベネデット・アンテラミの指揮のもとに建設されました。工事は初めに1196年から1216年にかけて行われ、次に1260年から1270年にかけてマエストリ・カンピオネージによって再開され、最後に1300年から1302年頃に手すり子、飾り柱廊、冠状の尖塔を完成させました。
ヴェローナ産のピンク色の大理石を使用した建物の外観は、八角柱の形をしています。 下部には、三つのファサードそれぞれに半円アーチを持つ扉口が開いています。上段の四つの層は、まぐさ式構造のロッジアで構成されており、最上段の層は、半円柱にわずかに尖ったアーチを持つ飾り柱廊で形成されています。
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内部には、上部に2層のまぐさ式構造のロッジアがあり、尖頭ヴォールトを傘型に16分割して支えるリブが挟まれています。下部には13の小後陣があり、ルネッタで覆われた三つの扉口が配置されています。
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内部の中央には洗礼盤❶があり、小後陣の一つにはライオンに支えられた散水盤❷があります。
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ベネデット・アンテラミと彼の工房によって作られた洗礼堂の彫刻装飾は、ロマネスク様式からゴシック様式への移行を示す重要な例となっています。外壁の下部には人物や動物が描かれたフリーズがあります。三つの扉口の外側のルネッタには「東方三博士の礼拝」❸、「最後の審判」❹、「バラムの伝説」❺が描かれていて、内側のルネッタには「エジプトへの逃避」、「詩篇を奏でるダビデ王」、「神殿での奉納」が描かれています。その他の内側のルネッタには「受胎告知」と様々な姿勢の天使の像が描かれています。 祭壇の上には、福音書記者のシンボルと2人の天使の中に、審判者としてのキリスト❻が描かれています。ロッジアには、星座や季節を含む各月の仕事を描いた浮き彫りがあります。
フレスコ画
別の案内掲示がフレスコ画について説明していました。
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クーポラのフレスコ画は1260年から1270年に、壁のフレスコ画は14世紀に描かれたと考えられているそうです。
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ピンク大理石がとても美しくて、クーポラのフレスコ画とのバランスもよく、もうそれで十分と感じてしまいます。
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つい、壁のフレスコ画って必要だった?などと思ってしまいますが、
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やっぱり、壁にも、豪華さを演出するフレスコ画が求められたんでしょう。
アンテラミの彫刻
アンテラミの彫刻も必見ですよね。
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ただ、個人的に好みなのは、外部にある人物や動物が描かれたフリーズなんです。
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地味なんですが、ピンク大理石の美しさがそのままいきていて、動物たち人物たちが晴れがましいような表情や動きであらわされています。
パルマ洗礼堂(Battistero di Parma)、ベネデット・アンテラミと彼の工房によって作られた彫刻装飾が、ロマネスク様式からゴシック様式への移行を示す重要な例を示します。
次回、司教区博物館(Museo Diocesano)を見ます。
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