2019年9月の旅行八日目、四番目の目的地はAlós d’Isil。ソン (Son)から北に約14km、車で約20分の道のりです。
ノゲラ・パラレサ(Noguera Pallaresa)川に沿って、細い道を山に分け入るように進みます。
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Alós d’Isilは谷の中でも特に小さい集落で、勾配に建物がひしめくばかりで、あまり人気はありません。
ここでの目的は、Sant Lliser d’Alós。
教会の西にある駐車場に車を停めました。
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鐘楼の様子など、一見するとバロック様式の教会。
教会の背後には山。
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東側を見ようとしましたが、、、
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隣の建物が隣接していて、反対側はみられません。
塀の中に入ってみます。
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ファサードの手前は墓地になっていて、花がたくさん。
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ロマネスク様式の主扉口が、すごい。
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でも、扉はガッチリ閉まっています。
この教会の中にはロマネスク様式の盤が三つあって、一つは洗礼用で二つは油用、ときいています。それを見たくて、ガイドを予約したのですが、そのガイドから前夜にメールが来て「体調を崩したからキャンセルさせて欲しい」とのことで。。。
次回のお楽しみということになっちゃいました。
扉口をじっくり見ます。
細かい装飾の三連アーチがあり、
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アーチの左右上方に彫刻が埋め込まれています。
向かって右の彫刻には、クリスモンや模様の他、二人の人物が。
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片方の人、もう片方の人の背後から腰に手をやってますよね。
二人とも笑顔で、なんだか仲よさそう。
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向かって左の彫刻は、十字架を挟んで、腕を組む二人。
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足が曲がってる理由は、わかりません。
もしかして、ホットパンツはいてる?ベレー帽かぶってる?ホットパンツから下に伸びる3本の線は、何?
不思議な図です。
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字が読めます。左にARNAL、右にPIHER。
もしかして墓石だったのかも。
目を下に移動させると、柱頭の彫刻が、珠玉。
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別の角度から。
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正面には、アバクス(柱頭の上)に彫刻がありません。切断されている感じ。
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別角度。こちらの面(内側)には、アバクスに花模様があります。
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アバクスの花模様が内側だけなの、不思議に感じました。
向かって左の柱頭彫刻を見ます。
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向かって左も、アバクスの花模様は内側だけで、正面側は切断面になっています。
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さらに別の角度から
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夢中で見入っていると、背後から、声が聞こえました。英語。
「すばらしいね、美しい。」
振り向くとバックパックを背負った男性と女性の二人づれ。
ガーンジー島からの旅行者だそう。今朝はフランスとの国境近くの山を歩いてきて、そこは雪がすごくて寒かったとのこと。写真も見せてもらいましたが、まるっきり白銀の世界。
わお。9月上旬に、、、雪ですか。
雪山の大自然を満喫して、それから出会うこの力強いロマネスク美術は、きっと一味ちがうことでしょう。
Sant Lliser d’Alós、主扉口の装飾が素晴らしい。
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