ラ・バロニア・デ・サントイーズム(La Baronia de Sant Oïsme)

2019年9月の旅行四日目の最後、四番目の目的地はLa Baronia de Sant Oïsme。コベット(Covet)から西に約50km、車で約45分の道のりです。

ここでの目的は、Església de Sant Bartomeu と Castell de Sant Oïsme。教会と城です。

絶壁にピッと突き出した岩山の上にあります。

グーグルマップの画像を借りました。

モンセック山脈(Serra del Montsec)がもたらす水の恵みを活用するためにCamarasaにダムが造られたのは1920年代のこと。上の画像の中で蛇行している水色はNoguera Pallaresa川に属すカマラサ貯水池です。

上の地図の右端から、C13の道を南西に進むと、右手に Castell de Sant Oïsme の塔が見えてきます。

道路沿いの飲食店、Restaurant Doll 付近の駐車場に車を停めました。

ここからは歩きます。

対岸の山脈の岩肌、地層があらわでかっこいい。

上の写真で向かって左の鐘楼と後陣が Església de Sant Bartomeu 。

まずは教会見学です。

南西にまわって見上げながらパシャリ。

後陣の両側に小後陣が二つくっついて雲みたいな形です。

北側にある階段へ。

北側が主扉口。

階段を上がると(鉄柵は施錠されていますが)木製の扉が開けてあり、中をのぞけそう。

壁に磔刑図がぼんやりと見えます。

鉄柵の間から撮影。

教会内部の東側は、こうなってて

教会内部の西側は、こうなっています。

モンセック山脈(Serra del Montsec)には隠れ家のようなロマネスク教会があちこちに点在しています。たくさんあって実に素晴らしいことなのですが、とても手も金もまわらないのでしょう、屋根が落ちて壁も崩れて存亡の危機を迎えている教会がいくつもあります。

だから、しっかり維持管理してあることが、何よりうれしい。

Església de Sant Bartomeu、素朴な教会です。

次に、城の見学に向かいます。

むしろ城跡と言うべきか。

進む。

ずんずん進む。

くぐって

抜けて

さらに昇る

塔のてっぺんを目指します。

塔の中は螺旋階段

てっぺんに着き、螺旋階段を見下ろす図。

塔のてっぺんからの眺め。

絶景ですな!

遠くまで見渡せるので、見張り台にもってこい。

Església de Sant Bartomeu は Castell de Sant Oïsme に隣接する素朴な教会。城は絶壁に突き出す岩山の頂にあり、素晴らしい景色が楽しめます。

これにて旅行四日目の見学(訪問番号6から9)は終了。

南西に約30km、車で約25分の距離にある今夜の宿に移動しました。

グーグルマップの画像を編集して訪問番号等を記入しました

泊まったのは

Monestir de Les Avellanes
Ctra C-12, 181, 25612 Noguera, Lleida
+34 973 43 80 06

翌朝の見学場所へのアクセスを考慮して選びました。修道院のホテルです。建物はゴシック様式。

ホテルの客室のドアに避難経路が掲示してありました。

避難経路を拡大。

夕食は回廊の先にある食堂で一人€24.5(ワイン込み)の定食をいただきました。

回廊の向こうが食堂の入り口

品数豊富な中から選べるんですが、メニュー表はスペイン語とカタルーニャ語のみ。ちょっと苦労しましたが、なんとか注文できました。

前菜
主菜
デザート

大勢の客に素早く提供できるように用意されているようで、ちゃっちゃと食べて、しっかり満腹。ロゼワインが美味しかった。

周囲は田舎ですし、とても静かで落ち着くホテルです。宿泊客もホテルのスタッフも感じのいい人ばかり。インターネットの接続が弱かったのがすっごく困りましたが、そこが重要でない方には、こちらのホテル、オススメです。

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