2019年9月の旅行四日目、三番目の目的地はCovet。トレブランカ(Torreblanca)から北に約30km、車で約30分の道のりです。
ここでの目的は、Santa Maria de Covet。
事前に問い合わせると、2019年は7月17日から9月4日までの期間だけ水曜18:30と日曜11:00に一人€4のガイドツアーがあるが、それ以外は基本的に閉まっているとのこと。ただ、グループの場合は€60でガイドツアー検討可と返信をもらいました。
私の飛行機は9月4日バルセロナ着。Covet へは9月7日(土)に行く予定でした。「夫と二人で€60払うからガイドツアーを9月7日にやってもらえないか」と頼み込みましたが、ダメでした。
教会の中を見たいのはやまやまですが、この教会で特に見たいのは教会の外側(ファサードのティンパヌムや柱頭、後陣の持ち送り)でしたから、閉まってても訪問決行としたのです。
さて、Covet へ。
岩山が印象的な道を進みます。

ついに舗装されてない道になり、ロマネスク教会に近づいた感じ。

見えてきました。

農地の真ん中の、ほんとうに小さな集落です。しかも定住者は少なく、夏の間だけをここで過ごす人がほとんどだそう。
教会に着きました。

フロアプラン付きの案内板がありました。

案内板によると、教会についての文書記録は1107年。現在の建物は二番目のロマネスク様式であり、12世紀に遡るものです。修復工事が1980年頃から行われました。
ラテン十字の三後陣、三身廊。身廊のふもと(ファサード裏)にアーケード・ギャラリーがあり、端にある螺旋階段から上ることが出来ます。
主扉口はトゥールーズ派の(d’escola tolosana)彫刻が豊かで注目に値します。また、12~13世紀の聖母マリア像がバルセロナのカタルーニャ美術館に収められています。
ちなみに、その聖母マリア像の画像がこちら。カタルーニャ美術館公式サイトの収蔵品リストの画像をお借りします。

カタルーニャ美術館によると、こちらの作品名は「Virgin of Covet」。13世紀末のゴシック様式の彫刻として分類されています。
Description: Medieval Gothic Art
Sculpture Últim quart del segle XIII
83 x 31 x 24 cm
Adquisició de la col·lecció Plandiura, 1932
Inventory number: 004395-000
ファサードの彫刻を見ます。

かなり、摩滅しています。

向かって右上のライオン

アーチ部分

ティンパヌムは荘厳のイエス

全体的に、かなり凝って彫ってあります。


反対側はこんな感じ


教会の南側は、こんな感じ。

北側には小さな扉口があります。


貼り紙には、おおよそ私が事前に教えてもらった内容が書いてありました。

最後のお楽しみ、後陣を見ましょう。

南側から見ると

中央の後陣に持ち送り装飾があります。

魅力的な彫刻が目白押し。ぐるっと見てみます。




奇妙なのがいっぱい連なっていて、とても楽しいです。
Santa Maria de Covet、小さな小さな集落にある宝石のようなロマネスク教会。ファサードのティンパヌムや柱頭、後陣の持ち送りに注目です。
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