アグラムント(Agramunt)

2019年9月の旅行四日目、最初の目的地はAgramunt。泊まっていたCerveraから北に約20km、車で約25分の道のりです。

ここでの目的は、Església Santa Maria。

カタルーニャ通りのPublic Free Parkingに駐車して歩きます。

広場に着くと、目指す教会のファサードが見えました。

鐘楼はゴシック様式。

上の写真の右でカタランの旗がたなびいている建物は、役場(Ajuntament d’Agramunt)でして、

広場の北側に行って振り返ると、こうなってます。

目指す教会の一番の注目ロマネスク美術は、西扉口。

でもまず、周囲をグルっとまわって見ます。

上の写真の、向かって左の道を進むと、北扉口があります。

こちらもロマネスク様式。なかなか立派です。

北扉口を振り返りながら鐘楼を見上げます。

さらに進むと、その名も後陣通り(Carrer dels Absis)に出ます。

おお、ロマネスク様式の後陣。

後陣を見上げつつ

通りの向こうまで行って、振り返ります。

きれいに三つの後陣が並んでいるんですねえ。通りの名前「後陣通り」に納得。

ファサードに戻り、教会の中に入りました。

ううっ、暗い!

ファサードを背にして後陣を向く。身廊。

柱頭に彫刻があるのですが、すごく高い位置だし、暗いし、で見づらい。

上の写真の上部を、拡大。

北側廊は、こうなってて

ファサードを背にして小後陣を向く

南側廊は、こうなってます。

ファサードを背にして小後陣を向く

内陣は、こんな感じ。

内陣を背にしてファサードを向くと、教会内の暗さが際立ちます。

案内板によると、12世紀半ばから13世紀に遡るロマネスク教会で、北扉口と西扉口を持つバシリカ・プラン。八つのアーチで構成される西扉口はリェイダ派(escola de Lleida)の傑作です。また、内部の柱頭彫刻は植物、動物、受胎告知、祈る人などが描かれています。

ゴシック様式の鐘楼は14世紀に完成。17世紀から18世紀には北側に聖具室と礼拝室が増築されました。

案内板にフロアプランがありました。

案内板にあったフロアプラン

暗い中でも、なんとか撮ることができた柱頭をご紹介。

怪物かな?大きい目。

植物系

祈る人たち

案内板によると、アバカスにはカタルーニャ語で「A Sartre me féu picar」と書いてあるそう。

外に出て、西扉口を見ます。

平日金曜の朝。次々と人が入ってました。

中央上部には聖母子。

聖母子の下の部分を見上げると、ラテン語が書いてあります。案内板によると

「TEXTORES ACRIMONTIS FRECERUNT FIERI ISTAM IMAGINEM BEATAE MARIAE OCTOBRIS V KALENDIS ANNO DOMINI MCCLXXXII」

この聖母子像は1282年10月5日に設置されたらしい。

彩色の跡が確認できます。

個人的には、柱頭彫刻が気になりました。

向かって左(北側)
向かって左(北側)別角度
向かって左(北側)別角度
向かって右(南側)
向かって右(南側)別角度
向かって右(南側)別角度

Església Santa Maria。ビッシリ彫り込まれたファサードの彫刻に感嘆しました。

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