ヴィコピサーノ(Vicopisano)<2>

サンタ・マリア・アッドロラータ・エ・サン・ジョヴァンニ・アポストロ教会(Parrocchia di Santa Maria Addolorata e San Giovanni Apostolo)の見学を終えて昼食。その後、どうしても気になる教会を追加で訪ねることに。

サンタ・マリア教会(フルネームは長いので略します)の見学を終えたのは11時過ぎ。

まだランチタイムには早かったのですが、Vicopisanoで食べておかないと、この先はあまり私好みの店が見当たらなかったので、探しに探して早くから食事をさせてくれる店を見つけました。こちら。

Forno e Gastronomia La Torre, di Lo Bello Maria
Via Lante, 32, 56010 Vicopisano

後姿は偶然フレームに入った人です。夫ではありません。念の為。

店は見学した教会から南東に約210メートル、徒歩3分の道のりです。

店内の様子

惣菜その他の食料品を扱ってて、イートイン用のテーブルがあります。営業時間は8:00-13:30と17:00-20:00。

豪華さは全く無いけれど、とても居心地の良い店。

グーグルマップで見た惣菜の写真がとても美味しそうだったので、ここに決定。

実際、とても美味しかった!

待っている間も食べている間も、地元らしい人が何人も買い物や食事に来てました。

そんな中、食事している間じゅう、私が気になって気になって仕方なかったのは、さっき見学したサンタ・マリア教会で見た本に、私好みの教会が載っていたこと。

本はVicopisanoの案内で

ルペタのサン・ヤコポ教会(Chiesa Sant’Jacopo in Lupeta)と言う名前のその教会。

本が言うには:

ヴィコピサーノの市内中心部から約1kmのルペタ渓谷に、ピエーヴェ・ディ・ヴィコピサーノに依存するサン・ヤコポ教会(旧サン・マミリアーノ教会)があります。

サン・マミリアーノは最も古い教会の1つであり、現在の教会は11世紀から12世紀と分類されていますが、8世紀頃に存在した最も古い教会の改築であった可能性があります。らせんと植物模様のある粗い碑文や装飾は、前の教会のまぐさの12世紀の建設における再利用を示唆しています。

どうやらサン・マミリアーノは5世紀のイタリア人司祭。改名後のSant’Jacopoは聖ヤコブですから、サンチャゴ・デ・コンポステーラへの巡礼者を意識して改名したのかな?と個人的には思います。

ファサードの扉口の右側の柱には、おそらくルペタのコミュニティのシンボルである狼の頭が刻まれています。

正面の上部の壁には、窓の右側に彫刻スラブが埋め込まれています。状態は良くありません。テスティ・クリスティアーニ(Testi-Cristiani)教授の研究によれば、年代は恐らく8〜9世紀です。

また、単身廊に装飾があります。それは祭壇に向かって右の壁に置かれた彫刻スラブです。大きさは73cm X 35cmで、上部と右側がほぼ完全に摩耗していますが、4人の人物が描かれています。テスティ・クリスティアーニ教授の研究によれば、その年代は9〜11世紀です。

さらに、単身廊にはサン・マミリアーノとアッシジのサン・フランチェスコを描いたフレスコ画があります。

その、教会内部にあるという、9〜11世紀のスラブの写真を本からご紹介。

本に載っていた、9〜11世紀の彫刻スラブの写真

本を読みながら、載っている写真を見つめながら、訪ねたくてしょうがない私。

調べてみると北にわずか約2km、車で約4分の道のりです。

次の目的地に出発する前に、なんとか時間をやりくりして、行けないものか。。。

よしっ!昼食もサクサク済ませられたし、どうにか、行く時間ありそうだ!

てなわけで、訪問先を追加。

教会の南にある駐車場に車を停めました。

駐車場から見た、教会の南壁と鐘楼

細い道を教会を目指して歩きます。

わくわく、ドキドキして、心が躍ります。

夫が撮った写真です。鐘楼を見る私の、帽子が写っています。

いよいよ近づきました。

さらに近づいて、教会の北壁です。

昔は屋根があったんでしょうか、通りに面した北扉口を拡大。

ファサードへ。

グーグルマップの書き込みによると、残念ながら年に数回(クリスマスと7月の聖ヤコポの祝日)しか開かないそうです。当然、扉は閉まっていました。

でも、教会の周りにはオリーブ畑とブドウ畑が広がっていて、鳥のさえずりを聞きながら見上げる教会は、もうそれだけで恭悦の極み。

ファサードをじっくり見ます。

本にも書いてありましたが、まぐさは古いものを再利用したようです。

西扉口のまぐさ

そして向かって右の柱の上に、動物の顔があります。

動物の顔

拡大。

本によると、Lupetaのコミュニティのシンボルの狼なんだそうです。

そしてさらに上を見上げると

窓の右にスラブ

ちょ、ちょっと!すごい!

実物は本で見た写真より、さらに好みでした。

制作年代は8〜9世紀とも言われている浮き彫りのスラブ

左端の人の、踊っているような手と足。大きな目と口元。

写本挿絵のような素晴らしさです。

ああ、これを見られて良かった。

ルペタの聖ヤコポ教会(Chiesa Sant’Jacopo in Lupeta)、ファサードの浮き彫り装飾が見事です。

 

 

 

 

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