モンティチアーノ(Monticiano)<1>

2019年GWの旅行六日目、四番目の目的地はMonticiano。マッサ・マリッティマ(Massa Marittima)から東に約36km、車で約40分の道のりです。

ここでの目的はモンテシエーピのサン・ガルガノ礼拝堂(Cappella di San Galgano a Montesiepi)とサン・ガルガノ修道院(Abbazia di San Galgano)。どちらも有名な観光名所です。

SP441と表示されている道路から東に曲がり、駐車場に車を停めました。

まず、目指したのはサン・ガルガノ礼拝堂。私が行った4月は9時から日没(!)まで通しで営業してました。さすが、観光名所だけあって、営業時間ながい。

グーグルマップの衛星画像を私が編集しました

丘の上にあります。駐車場から礼拝堂を見上げると遠く、高い場所にあるように見えますが、距離は400m、高低差は29mだけですから、意外と苦にならずに歩けました。

まわりこんで北側を見ます。

西側のアーチから入ります。

行くぜ

アーチをくぐって右をみると

みやげ物屋がありました。店番のおばあさんが超大きい声で猫を追い出そうとしていましたが、猫も負けてなくて、しばらくして悠々と奥の扉の向こうへと消えていきました。

おばあさんと猫の対決は猫の勝ちだな。

話が前後しますが、礼拝堂の見学を終えた後、ここで本を買いました。

値段(€15.5)。手にとってしばらく悩んで結局、買ってしまった。

イタリア語で書いてありまして、著者のPaul Pfisterはスイス人。チューリヒ大学とフライブルク大学で歴史を学び、新聞や雑誌の編集者だった人です。図面が丁寧で文章も読みやすかったです。

サン・ガルガノって人気者と感じました。子供向けの偉人伝みたいな本が何種類も並んでたんで。

さて、見学に話を戻します。

いざ、礼拝堂の中へ

入った人がまず、目にするのが鉄柵で囲われた剣。

岩に剣が刺さってます
岩に埋め込まれた剣は、平和と償いの象徴だと書いてあります。

前述の本によると、この礼拝堂は騎士ガルガノ・グイドッティ(Galgano Guidotti)が引退し、1181年まで隠者として住んでいた場所に建てられました。

1148年頃に生まれ、早くに父親を亡くした彼は子供時代、夢で大天使ミカエルから騎士になることを勧められて騎士になりました。その後、1180年に夢で十二使徒からモンテシエーピに円形聖堂を建てる使命を与えられたため、騎士を引退します。

ってことは、引退当時は30歳くらいってこと。若いのね。

1180年12月22日に十字架のように剣を岩に突き刺して、これを祈りの場所とします。

サン・ガルガノ、剣を岩に突っ込むとか、やりますなあ。

1181年11月30日没。1185年(あるいは1186年)に列聖されました。

新しく建設された礼拝堂に1185年に遺骨が納められました。1340年頃に増築された祭室にはアンブロージオ・ロレンツェッティ(Ambrogio Lorenzetti)によるフレスコ画があり、サン・ガルガノの生涯、受胎告知が描かれています。

本に載っていたフロアプランがこちら。

1340年頃に増築された祭室は、上のフロアプランで北東部分。四角い小部屋です。

円形礼拝堂は、ガルガノの剣がほぼ中央になるように造られてます。円形礼拝堂から、1340年頃に増築された祭室を向くと、こんな感じ。

硬貨を入れると少しの間だけ部屋の中に明かりが灯ります。

フレスコ画が見えます。

中に入ると、こんな感じ。

円形礼拝堂に戻ります。

入り口を背にして後陣を向く
後陣の上
入り口の上

本によれば、窓から差し込む太陽光がガルガノの剣を照らすそうです。

本に載っていた図面。

よく考えて造ってあります。

円形礼拝堂を見上げると

ぐーるぐる

モンテシエーピのサン・ガルガノ礼拝堂(Cappella di San Galgano a Montesiepi)、天体観測所かと思っちゃう、円形聖堂です。

 

 

 

 

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