2019年GWの旅行四日目、四番目の目的地はPratovecchio。モンテミニャーイオ(Montemignaio)から北東に約17km、車で約23分の道のりです。
ここでの目的はロメーナのサン・ピエトロ教会(Pieve San Pietro a Romena)。
到着までの最後の約2kmは、こんな道。

視界が開けて、人や車が見えたら、到着です。人気ぶりを反映して人や車が、たくさん。
教会の東側はこんな風景ですが

振り返ると、美しい後姿に出会えます。

動画をユーチューブにアップしました。
道を挟んで北隣には、本屋や会議室、ピクニックできそうな屋外テーブルなどの施設が充実しています。当然、立派なトイレも。

この施設がある場所から教会(南方向)をみると

道を渡って教会のほうへ行き、教会の西からfaçadeを撮ろうとしますが、難しい。

façadeの撮影をあきらめ、教会の中に入ります。




教会内に入って中を見る動画をユーチューブにアップしました。
ゾディアック(Zodiaque)の la nuit des temps によると、教会は12世紀半ばの建築です。柱頭のアバカスに 「TEMPORE FAMIS(飢饉中)」と言う表現とともに「1152」とあります。また、他の柱頭に「ALBERICUS PLEBANUS」という人名もあり、建築に関わった人物と考えられています。現在の教会が建築される前には別の建築物があり、その遺構は三身廊、三後陣で内陣下に地下聖堂を持ち、8世紀から9世紀の砂岩の彫刻の破片とともに、前回の修復時に再発見されました。
下のフロアプランに点線で表示してある部分が地下聖堂の遺構。南側廊に階段があり、行くことができます。
動画をユーチューブにアップしました。
さて、お楽しみの柱頭彫刻スペシャルです。

















ロメーナのサン・ピエトロ教会(Pieve San Pietro a Romena)。美しい佇まいに誘われて教会の中に入れば、柱頭彫刻の傑作が目白押し。カゼンティーノ地域を代表するロマネスク教会です。
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