ヴァレンヌ=ラルコンス(Varenne-l’Arconce)

2018年9月の旅行八日目の最後、六番目の目的地はVarenne-l’Arconce。アンジー=ル=デュック(Anzy-le-Duc)から東に約13km、車で約15分の道のりです。

ここでの目的はサン=ピエール=オー=リアン教会(Eglise Saint-Pierre-aux-Liens)。

丘を登って小さな村に着くと、車を停めて教会へ。

持ち送りに見入っちゃいました。

動物や人や、幾何学模様が盛りだくさん。

南扉口。

南扉口のティンパヌムは神の子羊

façade

美しい立ち姿。

西扉口の装飾。シンプルで大変きれいです。北側。

南側。

アトラスが味わい深い。

中に入ります。採光用の高窓が無いんですね。

北側廊

南側廊

リーフレットが置いてありました。

リーフレットによれば、この教会の歴史は大変古く、恐らく帝政ローマがガリア(今のフランスと北イタリア)を支配していたガロ・ローマ時代、あるいは、メロヴィング期に遡ります。11世紀にクリュニー系の小修道院が創設され、ロマネスク教会が12世紀初めに造られました。

案内板

フロアプランを拡大します。

両翼廊にはフレスコ画の痕跡があります。

反対側

後陣です。

祭壇を背にしてfaçadeを振り返ります。

柱頭彫刻が20以上あります。気に入ったものをご紹介。

グリフォン

ケンタウロス

獅子かな?かわいすぎ。

鳥。

そして一番、気に入ったのが、これ。

受け口の動物。なんだか分からないけど、好き。

美しいロマネスク様式が残る、サン=ピエール=オー=リアン教会(Eglise Saint-Pierre-aux-Liens)。とても素敵な教会です。

これで、この日に予定していた見学を無事終了しました。

Airbnbに帰って夕食。

帰ると、Airbnbのすぐ側に牛たちがいて、草を食べてました。

近づくと、草を噛みちぎっている音が生々しく聞こえるんです。

貴重な経験しました。

八日目(日)に訪問したのは六箇所。
34. ヌイイ=アン=ドンジョン(Neuilly-en-Donjon)
35. シャスナール(Chassenard)
36. モンソー=レトワール(Montceaux-l’Etoile)
37. ボジ(Baugy)
38. アンジー=ル=デュック(Anzy-le-Duc)
39. ヴァレンヌ=ラルコンス(Varenne-l’Arconce)

グーグルマップを編集して訪問番号を加えました。

この日も素晴らしいロマネスク探訪でした。

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