2018年9月の旅行六日目の最後、七番目の目的地はGermagny。キュ=レ=ロシュ(Culles-les-Roches)から北西に約5km、車でわずか約7分の道のりです。
ここの目的は、ノートル=ダム=ドゥ=ラソンプシオン教会(Eglise Notre-Dame-de-l’Assomption)。
こちらの教会は、以前に私が旅行の計画について書いたページでご紹介した、Corsaさんに教えてもらいました。
行くしかないでしょう!って場所でした。すばらしくて。
D983号線から、横道に入ったところにあるんですが、ぽつんと浮島のように佇んでいるんです。この、ちっちゃい教会。
車は教会の近くに路上駐車しました。
教会の後陣が目に入ったとたん、私、スイッチが入りました。かわいい。
後陣の持ち送り部分を拡大すると
南から鐘楼を見上げます。
かわいい持ち送りがあります。拡大。
さらに、拡大。
なんともいえない、良い表情です。
南扉口はこうなってて
扉、開いてました!
身廊の壁の一部(南扉口と西扉口の間)に古い石積み部分が残っています。
オプス・スピカトゥム(opus spicatum)で積んであります。日本語で谷積みと言うんですかね、 ジグザグのやつ。
味があって、こういうの好きです。
西扉口、façadeを見ます。
これまた、扉は全開!
北側も、チェック。
北側から鐘楼を見上げます。
こちらにも、かわいい持ち送りがあります。
拡大。
façadeから入って、祭壇を見るとこうなってます。
インターネットに案内リーフレットのPDFファイルを見つけました。
その案内リーフレットによれば、クリュニーのベネディクト会修道士によって12世紀半ばに建てられた教会で、この地には15世紀まで小修道院(priory)がありました。教会は15世紀に百年戦争で焼け、18世紀にフランス革命で破壊されましたが、19世紀に修復されました。
1983年に14世紀のフレスコ画が発見され、専門家とボランティアのチームによって修復されました。
その案内リーフレットにあったフロアプランがこちら。上が東です。
後陣の半球部分(cul-de-four)に、14世紀のフレスコ画があります。
ゴシック様式ですが、花だらけだし、キラキラだし、
イエスはヒゲ無しの若者だし、全体的に、なんだかかわいいんです。
聖母マリアや天使達がいて、聖ヨハネがいます。
多分、最後の審判の場面です。
笛を吹いているのは死者をよみがえらせているんだと思うんですが、
緊張感というより、なんか、
明るい開放感を感じます。
ステンドグラスはPicard氏による1974年の作品だそう。
とても、きれいです。
ノートル=ダム=ドゥ=ラソンプシオン教会(Eglise Notre-Dame-de-l’Assomption)。素朴で、とても美しい教会です。
これにて、この日の見学は終了。
スーパーで惣菜を買って帰って夕食にしました。
この日、六日目(金)は七箇所を訪問。
23. ベルゼ=ラ=ヴィル(Berzé-la-Ville)
24. クリュニー(Cluny)
25. シセ=レ=マコン(Chissey-lès-Mâcon)
26. シャペーズ(Chapaize)
27. ビュルナン(Burnand)
28. キュ=レ=ロシュ(Culles-les-Roches)
29. ジェルマニー(Germagny)
グーグルマップを編集して訪問番号を加えました。
この日も、とても良い一日でした。ロマネスク巡り、ばんざい。
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