ビュルナン(Burnand)

2018年9月の旅行六日目、五番目の目的地はBurnand。シャペーズ(Chapaize)から北西に約13km、車でわずか約16分の道のりです。

ここの目的は、サン=ニジエ教会(Eglise Saint Nizier de Burnand)。

教会の向かいに駐車場があり、車を停めて北側をみると、丘の上に城が見えました。

どうやら、13世紀頃からある城で、現在は宿泊施設として催事や観光に利用されているようです。城も良いのですが、、、

はやる私の心は、もう、ロマネスク教会に行っちゃってました。

私は、小さくて素朴な教会が大好きなもんですから、すでに興奮気味。

その手前にあるこれ(もしかして、泉?)、未確認です。ごめんなさい。

教会を別の角度から撮ります。

青い空、緑豊かな木々と赤い花々に彩られるロマネスク教会。うれしくて、ため息が出ます。

見上げると

持ち送りに装飾があります。

向かって左側を拡大。かなり摩滅しています。

向かって右側を拡大。破損していますが、顔だとわかります。

façade の方から教会を見ると

façade を拡大

南扉口に戻ります

扉、開いてました。

中に入ると、案内の掲示がありました。

この掲示によれば、この教会は1030年頃の記録に遡ることができ、サン=ニジエに捧げられています。サン=ニジエは、リヨンとシャロン=シュル=ソーヌの司教を務め、573年に亡くなり、彼の墓で多くの奇跡が起こったと言われています。

ロマネスク教会の建築は11世紀から12世紀にかけて行われました。身廊の北壁と南壁に修復の跡があるものの、当初の建築の形が残っています。

フロアプランの拡大写真

1980年頃の電気工事中、後陣の南壁で色の痕跡が見つかりました。その後の研究と修復の結果、12世紀の壁画の上に15世紀の壁画が描かれていることがわかりました。

15世紀の壁画は、ゴシック様式で、最後の審判が描かれていました。

ゴシック様式の壁画を伝えるデッサン部分を拡大

12世紀に同じ場所に描かれていた壁画は、ロマネスク様式の荘厳のキリストでした。

ロマネスク様式の壁画を伝えるデッサン部分を拡大

すごく丁寧に、分かり易く案内してあって、私はうれしさ倍増。

教会に入ってみる様子の動画をインスタグラムにアップしています。← クリックするとみられます。

壁画を写真でご紹介します。

祭壇方向

前進して見上げます。

右を向くと、南壁

後陣の南側

後陣の北側

後陣の北側の、半球状の部分(cul-de-four)を見上げます。

後陣の南側の、半球状の部分(cul-de-four)を見上げます。

福音書記者のシンボルが、すごく、かわいい。

正面を向いて、半球状の部分(cul-de-four)全体を見上げます。

サン=ニジエ教会(Eglise Saint Nizier de Burnand) 。

素朴なロマネスク教会に、壁画が残っています。

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