サン=シドロワーヌ(Saint-Cydroine)

2018年9月の旅行の始まりはパリでした。

日曜日の夜、飛行機はほぼ定刻に着陸。予約していたホテルにチェックインして翌日からのブルゴーニュ(Bourgogne)ロマネスク・ツアーに備えてゆっくり休みました。

泊まったホテルは、こちら:
ibis Styles Paris Charles de Gaulle Airport
Tel: (+33)1/70031400

朝食込み一泊総額€164.80。便利でサービスもよさそうだったのでこの空港ホテルにしました。

ぐっすり熟睡。

旅行二日目、月曜の早朝にパリのホテルをチェックアウトし、空港内のレンタカー・カウンターへ。私はマニュアル車が苦手なので、予約の通りに小型オートマ車が配車されることを祈りつつ。

この日も予定が詰まっているので朝8時前に行きました。先客は1人だけ。すぐに順番が回って来ました。英語で「予約しています」と言ってレンタカー会社のメンバーズカード、パスポート、運転免許証、国外運転免許証を提示。すると担当者が流暢な英語で、

「うかがっています。オートマのコンパクト・カーをご予約ですね?」

「そうです、オートマです。車は小さければ小さいほど、運転し易くて良いんです!」と答えると「ニッサンの車が用意できています」とのこと。でも、その後、電話でフランス語で何やら話しています。ん?雲行きが怪しいのか?電話を切ると英語で私に「車両の整備不良でニッサンではなくフォードの車をご用意します」とのこと。そして、

「オートマで大きい車です」

(小さい方が良いっす)と私の心がつぶやきます。心のつぶやきが顔に出たらしく「大きい車ではなく、車高が高い車です」と言い直して下さいました。わかりました、贅沢は言いません。。。貸してください。

その後は順調でした。指示通り15分程度待っていると「準備が整いましたから8階の駐車場へどうぞ」とのことで、駐車場内のカウンターで最終的な手続きを済ませ、夫の運転で意気揚々と出発しました。

今回、好きなスポーツ観戦をするために先に欧州入りしていた夫がプリペイドSIMを調達しておいてくれたので早くも WIFI環境は整っていました。夫はこれから土曜日までの6日間、ロマネスク・ツアーに参加してくれます。

この日の最初の目的地はSaint-Cydroine。パリから南東に約175km、2時間の道のりです。目指すはサン=シドロワーヌ教会(Église Saint-Cydroine)。

事前に、Saint-Cydroine の mairie にメールを送って私が行く予定日に教会が開いているか尋ねました。すると以下の返信がありました。

「Sauf exception l’église romane Saint-Cydroine, située sur notre commune est ouverte au public tous les jours de 9 h à 18 h. Pour éviter de trouver porte close lors de votre venue, veuillez nous recontacter quelques jours avant votre visite afin que nous prévenions la personne détentrice des clefs de l’église.

例外を除いて、私たちの町のロマネスク様式の教会 Saint-Cydroine は毎日9時から18時まで一般に公開されています。ご訪問時に扉が閉まっていることを避けるため、ご訪問の数日前に私達にご連絡ください。教会の鍵を持っている者に知らせることができます。)」

実は私が最初にメールを送ったのは6月。。。そうよね、9月のことを相談するには早すぎよね、と思いました。そして訪問の数日前に再度メールを送って鍵を開けておいてくれるよう、お願いしたんです。(そのメールにもmairieは丁寧な返事をくださいました。)

さて、無事に到着してファサード(façade)の近くに停車しました。

façade はこんな感じです。

まずは全体像を見たいので、裏(東側)に回ります。美しい姿にうっとりします。

教会は丘の上にあり、南に穏やかに流れるヨンヌ川を見ることができます。写真を撮り忘れたのでグーグルマップのストリートビューの画像がこちら。

教会に目を戻しましょう。

インターネット(L’Art Roman BourguignonCatholicSaints.Info)で得た情報によれば、この教会は11世紀~12世紀に建てられたロマネスク教会で、3世紀に殉教したSaint-Cydroine(Saint Sidronius)に捧げられており、もとはベネディクト会の修道院教会だったそうです。八角形の鐘楼(bell tower)と柱頭(capital)彫刻がロマネスクの傑作だそうで。

そのロマネスクの傑作の bell tower。後陣(apse)も美しい。

持ち送りの彫刻が良いんです。アニメかゲームのキャラクターみたい。

一通り bell tower や apse を堪能して写真におさめ、façade のある西側に戻ります。

扉は、、、全開でした!

façade から入り、祭壇(alter)を正面にみて撮った写真です。

教会の中を探しましたが、教会の説明や案内のようなものは掲示、チラシともに見当たりませんでした。他の教会では、よく入り口付近に置いてあるんですが。。。なので引き続きインターネットで得た情報です。

クワイヤ(choir)と翼廊(transept)も12世紀頃のものだそうですが、身廊(nave)は11世紀頃とのこと。12世紀に、単廊式から三廊式に変更するプロジェクトが持ち上がったものの理由は分からないが取りやめになったらしい。

交差部(crossing)まで行ってから撮るとこうなっています。

上を見上げると柱頭の彫刻がすごい。

向かって右

向かって左

彩色の跡があります。

象が、ぜんぜん象らしくなくて、牛か馬みたいな体つき。

この見学の後、移動中に牛を見かけて車を停めました。

ブルゴーニュの牛って、腰の位置が高いんですねえ。

耳と耳の間の、ふさふさの毛が、何とも素敵。

なんと脚の長い。

この時は知りませんでしたが、ブルゴーニュ旅行中、毎日のように大量の牛に出会いました。場合によっては一面、牛だらけ。そして、ほぼ全部が白い牛でした。他の色で見たのはキツネ色だけで、黒白の牛を見たのは、この写真の牛たちが最初で最後でした。

教会の彫刻に戻ります。

細密な彫刻ばかりかと思ったら、ゆるめな彫刻もありました。

別の角度から

ガニ股のお二人さん。

Saint-Cydroine、私の初めてのブルゴーニュ・ロマネスク訪問でした。

 

 

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