2023年9月24日(日)、四番目に訪れたのはSaint-Donat-sur-l’Herbasse、聖ミカエル礼拝堂(Chapelle Saint-Michel)です。
ここは、柱に支えられた小さな後陣が美しいです。
礼拝堂は閉まっていました。私は礼拝堂に入りませんでした。
Saint-Donat-sur-l’Herbasse では、2か所に行きました。以下のように2回に分けて書きます。
<1> Chapelle Saint-Michel
<2> Collégiale Saint-Pierre & Saint-Paul
目次
1. Saint-Donat-sur-l’Herbasse へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 内観 .
5. 外観 .
1. Saint-Donat-sur-l’Herbasse へ
サン=ドナ=シュル=レルバッス(Saint-Donat-sur-l’Herbasse)は、フランスのオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏ドローム県にある町で、リヨンの約74km南、ヴァランス(Valence、ドローム県の県庁所在地)の約25km北東にあります。
私は丘の下の駐車場に車を停め、歩いて坂を登りました。舗装道路を通過すると、長い階段があります。
長い階段の先に、柱に支えられる後陣が印象的な建物があります。
Chapelle Saint-Michel です。
2. 概要
礼拝堂の外に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
司教の礼拝堂と呼ばれるロマネスク様式の聖ミカエル礼拝堂は、13世紀に建てられた。
単廊式の礼拝堂は、中程度の大きさの砂岩のブロックで建てられている。
隣接する建物は、19世紀には私立の女子校として、1920年までは治安判事室として使用されていた。
この後も、案内掲示を引用する時に太字で書きます。
3. 平面図
ゾディアック(Zodiaque) la nuit des temps の『Dauphiné Roman』による平面図です。東が上です。
小さな礼拝堂です。
4. 内観
礼拝堂の内部は、13世紀後半から14世紀初頭にかけての素晴らしい絵画で装飾されている(十字軍の騎士、幾何学模様または様式化された装飾、円が取り囲む星空)。
私は礼拝堂に入りませんでした。
ゾディアック(Zodiaque) la nuit des temps の『Dauphiné Roman』による写真です。
13世紀後半から14世紀初頭にかけての絵画は、勝利アーチの右上に騎士、天井に星空が描かれているようです。
後陣は、外側がすごく印象的ですが、内側は普通に床の高さにあります。
5. 外観
礼拝堂は、元は小修道院(prieuré)の門であった場所の上に建てられた。
南側下部に大きなアーチがあります。あの位置が地上階で、礼拝堂はひとつ上の階に建てられています。
半円形の後陣は、参事会教会の鐘楼で見られるものと同様のロンゴバルド様式のフリーズで装飾されている。
参事会教会の鐘楼のフリーズを青丸、礼拝堂の後陣のフリーズを赤丸で示しました。
盲アーチが美しいです。
後陣は、コリント式の柱頭を持つ小さな円柱の上に置かれている。
柱頭にも基部にも、素朴で美しい装飾があります。
聖ミカエル礼拝堂(Chapelle Saint-Michel)。柱に支えられた小さな後陣が美しいです。
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