2023年8月3日(木)の最後、七番目に訪れたのは Montafia、Chiesa di San Martino です。
ここは、後陣が良いです。ファサードにもロマネスク様式が残っています。
教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。
目次
1. Montafia へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 西側外観(ファサード) .
5. 東側外観(後陣) .
1. Montafia へ
私はバニャスコ(Bagnasco)から南西に約4km、5分ほど運転して、集落から1kmほど離れた丘の上にある墓地に着きました。15:00頃のことです。
南北に細長く伸びる墓地の北の端に教会があります。
2. 概要
教会の外に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
1345年に初めて言及され、Montafia の領土にある Madonna di Vignole と San Marziano(現在は消滅)と共に、Pieve di San Giorgio di Bagnasco に属していると記されている。
1585年、Asti 司教は Montafia を初めて司牧訪問し、この教会を墓地の一部である田舎の簡素な礼拝堂と見なした。その後、2世紀も経たないうちに、この教会は実質的に放棄された。
20世紀初頭に墓地の拡張に伴い建物は改築され、1980年からは、建物の統合と修復工事が始まった。その結果、教会内部の後陣近くにある聖マルティヌスを描いた16世紀のフレスコ画が日の目を見ることになった。
案内掲示に写真がありました。
この後も、案内掲示を引用するときは太字で書きます。
3. 平面図
教会の外の案内掲示にあった平面図です。
ファサードと後陣にオリジナルの建築が残っています。
4. 西側外観(ファサード)
オリジナルの建築が残るファサードをみます。
西扉口のアーチの縞模様、壁面の付け柱が美しいです。
きっと、軒下には盲アーチがあっただろうと思います。
5. 東側外観(後陣)
東側に行きます。
後陣にも、オリジナルの建築が残っています。
軒下には市松模様の帯があり、その下には盲アーチがあります。
盲アーチの下には、動物や、リボンのような模様が描かれています。
窓にも装飾があります。
建築の特徴(赤いレンガと白い石を組み合わせていること、盲アーチや窓の装飾)がMontiglio、Cavagnolo、Montechiaro d’Asti、Cortazzone と似ています。
ここも12世紀の建物だと思います。
Chiesa di San Martino。後陣が良いです。ファサードにもロマネスク様式が残っています。
・
・
・
・
・