2023年5月12日(金)、四番目の訪問地は Almendres。Iglesia de San Millán Abad です。
ここは、南扉口が素晴らしいです。
教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。
目次
Almendres へ .
概要 .
平面図 . .
南側外観(南扉口) . .
Almendres へ
夫と私はサン・ミゲル・デ・コルネズエロ(San Miguel de Cornezuelo)から東に運転してスーパーマーケットに行き、食材を買うと、さらに東にあるAirbnbに戻りました。このあと、夫はAirbnbでのんびりします。
私はAirbnbから東に約18km、19分ほど運転して、山の中の小さな村の教会に着きました。17:00頃のことです。
東側にある内陣と後陣の軒下の持ち送りには、特に装飾がありません。でも、西側の身廊の持ち送りには、装飾があります。
人物や動物や植物のようです。
概要
教会の外に案内板がありました。自動翻訳(DeepL)に助けてもらいながら、私が一部を抜粋して太字で和訳します。
12世紀末に建てられた簡素な建物で、何度か改修されている。四角形の聖域と長方形の身廊が一つある基本プランには、聖具室、控えめなポルティコと鐘楼が添えられている。内部では、聖堂の内壁にある尖頭盲アーチが際立っている。身廊は、ロマネスク様式を保ちながら、現代的な天井で覆われている。西側の切妻には、一枚岩のブロックに彫られたロマネスク様式の窓が再利用されている。
控えめな建築と質素な配置にもかかわらず、この教会はこの地方で最も優れたロマネスク装飾の例である。豊富な彫刻装飾は持ち送りと、とりわけ壮麗な扉口に集中している。
この後も、案内板を引用するときは太字で書きます。
平面図
現地には平面図が見当たりませんでした。Románico Digital による平面図です。東が右です。
さっそく、見学です。
南側外観(南扉口)
ポルティコの中に、壮麗な扉口があります。
あら、素敵。
彫刻された持ち送りがあり、持ち送りの上に浮き彫りパネルがあります。
五つの浮き彫りパネルは、主に植物の浮き彫りです。でも、ひとつにはアダムとエバ(旧約聖書の『創世記』3章)が描かれています。
アーキヴォルトの彫刻は、ベルセド(Bercedo)のものに似ています。
アーキヴォルトを、左から順に、みます。
外側は、1:アンフィスバエナ、2:蛇のような尻尾と翼と二本足をもつ生き物、3:様式化された植物二つ、4:魚を持つ人物、5:踊り子と音楽家?、6:天使、7:蛇のような尻尾と翼と二本足をもつ生き物、8:植物のような尻尾と人間のような手を持つ生き物、だと思います。
内側は、1:足かせされた男性、2:聖ペトロ、3:聖パウロ、4:翼を持つ四足獣、5: 人物3人、だと思います。
足かせされた男性は、首も拘束されています。
魚を持つ人物、魚は1匹しか残っていませんが、2匹描かれていたのかも。
天使の上に見える、持ち送りと持ち送りの間の浮き彫りパネルが、素敵です。
3人の人物、細長く描かれています。
幻想的な生き物たちがすごく多様です。
Iglesia de San Millán Abad。南扉口が素晴らしいです。
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