アンドラ(Andelat)

2022年8月20日(土)の最後、三番目に訪れたのはAndelat。Église Saint-Cirgues です。

ここは、山の上の小さな教会です。持ち送りが魅力的です。

Andelat へ

夫と私はロフィアック(Roffiac)から東にわずか4分ほど車を運転して、山の上の、鶏の鳴き声だけがときどき響く、小さな村に着きました。12時半頃のことです。

私が訪れたとき、こちらの教会は閉まっていました。80mほど北にある役場(mairie)も閉まっていました。事前にメールで問い合わせた時も返信はありませんでした。

ネット検索によると、教会の中には素朴な柱頭彫刻があるのですが、主なめあては外観(後陣の持ち送り)だったし、教会の中に入らなくても良いやと思って来たんです。役場(mairie)に追加の電話などをしないで。

さらに、来てみると、近所には在宅の人がいましたが、鍵のありかを尋ねるのはやめました。村の様子があんまりにも静かでのどかで、激しい欲求みたいな毒気が抜けました。

Église Saint-Cirgues(北東側外観)

Église Saint-Cirgues の外観だけを見学します。

ロフィアック(Roffiac)の教会に似ている所と違う所

多角形の後陣と、四つの開口部をもつ鐘楼と、鐘楼につながる小塔がロフィアック(Roffiac)の Église Saint-Gal によく似ています。小型版って感じ。

ロフィアック(Roffiac)の Église Saint-Gal、東側外観

でも、装飾はかなり違います。

ロフィアック(Roffiac)にはしなやかで繊細な柱頭彫刻が豊富にありましたが、アンドラ(Andelat)には素朴な柱頭彫刻が少しです。

さらに、アンドラ(Andelat)には魅力的な持ち送りがあります。

順を追ってみていきます。

Église Saint-Cirgues の外観:全体

西側には、装飾的なファサードも、扉口もありません。

Église Saint-Cirgues(北西側外観)

教会の南には、美しいアンデル(Ander)川の谷が広がります。

Église Saint-Cirgues(西側外観と南の眺望)

主扉口は、眺めの良い南側にあります。

Église Saint-Cirgues(南側外観)

ときどき聖ミサも行われるようです。

南扉口に掲示してあった聖ミサの時程表

東に行って後陣をみます。

後陣の持ち送り

後陣に、めあての持ち送りがあります。

Église Saint-Cirgues(南東側外観)

顔があります。

持ち送り

いくつも。

持ち送り

人のような、

持ち送り

動物のような。

持ち送り

歯をむきだして、

持ち送り

笑顔にも見えます。

Église Saint-Cirgues(東側外観)

良いわあ。

Église Saint-Cirgues。山の上の小さな教会です。持ち送りが魅力的です。

Airbnb

この日の見学を全て終えた夫と私は、車で南東に約10分移動して、サン・フルール(Saint-Flour)という町にある Airbnb にチェックインしました。

台所、食堂兼居間、シャワー、トイレ、寝室二つという間取りのマンションで、無料の駐車場つき。2人で3泊の総額が28,817円でした。

Airbnbの台所

十分な広さがあり、洗濯機はもちろん、自炊に必要なものが全て揃っていて、

Airbnbの食堂兼居間

居心地が良かったです。

うっかりして、カメラの充電器をベッドの下に落とし、忘れたままチェックアウトしてしまったのは、しょっぱい思い出です。。。

(幸い、チェックアウトした後にホストから連絡をもらい、翌24日に往復1時間半かけて受け取りに行きました。とほほ。)

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