2022年8月20日(土)、最初に訪れたのはBredons。Église Prieuriale de Bredons です。
ここは、立地が良いです。アラニョン(Allagnon)川が流れる渓谷とミュラ(Murat)の町を見下ろす、森林に覆われた山頂にあります。到着までもワクワクして良いですし、到着してからは眺望で心がスッキリします。簡素な装飾の南扉口も良いです。
Bredons へ
夫と私は宿をチェックアウトし、南に40分ほど車を運転して、山頂に着きました。11時半頃のことです。
道中、450m手前の地点には、豊かに水が供給されていて、
こんな彫り物がありました。
さらに、こんな表示も。
教会の前に駐車できますので、安心して車で進めます。
到着すると、教会は修復中でした。
残念ながら、中には入ることができませんでした。
Église Prieuriale de Bredons の概要
ゾディアック(Zodiaque)la nuit des temps の『Auvergne Romane』による概要です。一部を抜粋して太字で和訳します。
アラニョン(Allagnon)川がつくる谷と、ミュラ(Murat)の町を見下ろす森林に覆われた山頂の環境、自然の中での孤立、これらが教会を無視できない外見的魅力で飾るために調和している。
ラングドックの大修道院であるモワサックの小修道院として設立された(1067年)。1095年、教会は厳粛に奉献された。ただし、この奉献は現在の教会ではなく、それ以前に建てられ、最初の柱間にその名残を見ることができる教会に行われたようである。
現在の教会は23m80×14mの長方形で、五つの柱間からなる三つの身廊に分かれており、5番目の柱間は幅が狭く、クワイヤを形成している。
外観は非常に簡素で、特に南扉口は幾何学的な装飾が施された3列の平らな迫石からなる典型的なカンタルの様式であることがわかる。
フロアプラン
ゾディアック(Zodiaque)la nuit des temps の『Auvergne Romane』によるフロアプランを載せます。東が上です。
外観をみます。
Église Prieuriale de Bredons の外観
教会の東には墓地があります。
墓地からの眺めが気持ち良くて、心がスッキリ。
教会に戻ると、後陣は平面で、かつての開口部は埋められています。
教会の向こうは、ミュラ(Murat)の町を見下ろすことができます。
南扉口は、幾何学的な装飾が施された3列の平らな迫石があります。
簡素だけれど、美しい。
いつか、再訪して中に入ることができたら、情報をアップデートします。
Église Prieuriale de Bredons。立地と南扉口が良いです。
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