フルーリー=ラ=モンターニュ(Fleury-la-Montagne)

2018年9月の旅行十日目、三番目の目的地はFleury-la-Montagne。イグランド(Iguerande)から東に約5km、車でわずか約8分の道のりです。

ここでの目的はサン=バルテルミー教会(Eglise Saint-Barthélémy)。

さっきの Iguerande がそうだったように、ロマネスク教会は山や丘の上にあることも多いのですが、ここは平野のど真ん中。向かっていると、遠くに鐘楼のとんがり屋根が見えました。

村に着くと、教会の近くの日陰に駐車しました。

後陣です。

持ち送りを楽しみます。

拡大

別のところにも、顔。

拡大

植物のような

幾何学模様のような

北側

南側

西側、façadeです。

西扉口の装飾が注目ポイントです、後ほど。

中に入りました。

façadeを背にして東を見ます。

北側廊

南側廊

ステンドグラス。

光が床を彩ります。

リーフレットが置いてありました。

リーフレットによれば、もとのロマネスク教会はクワイヤ、後陣、鐘楼と西扉口だけの構造でした。

18世紀と19世紀の改築で内陣と祭室はバロック様式にされました。また、身廊が拡張され、西側に延長されると同時に新たに側廊が南北に加えられました。さらに、鐘楼の上に高い尖塔が造られました。

案内掲示もありました。

フロアプランを拡大。

後陣

façadeを振り返ると、こうです。

façadeの裏壁に、ロマネスク様式の柱頭があります。

南側の柱頭

北側の柱頭

残念ながら何の場面なのか、わかりません。

最後に、西扉口の装飾をみます。

ティンパヌム、まぐさ、柱頭にロマネスク彫刻が残っています。

丸みを帯びた形が、やわらかい印象です。

ティンパヌムは荘厳のキリスト、両脇は多分、聖母マリアと聖ヨハネ。

まぐさには東方三博士の礼拝

向かって右に聖母子がいます。

柱頭が二つあって、北の柱頭は人と怪物?が戦っている感じ

角度を変えて

さらに角度を変えて

南の柱頭は、演奏する動物

角度を変えて

拡大。ハープを演奏してるっぽい。

サン=バルテルミー教会(Eglise Saint-Barthélémy)、ロマネスクの遺構がきらめく教会です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です