2018年9月の夏休みの行き先を Bourgogne に決めたからには、買っておきたい本がありました。
ゾディアック(Zodiaque)の la nuit des temps 『Bourgogne roman』
私が初めて買った la nuit des temps は『Roussillon roman』でした(こちらのページでお伝えしました)。これが良かったので、ぜひ欲しいと思ったのですが、日本国内ではオンライン、実店舗ともに在庫が見当たりませんでした。
仕方ないので、初めて eBay 。
「la nuit des temps Bourgogne roman」で検索すると、フランスの本屋がたくさん提示していました。そのうち、評判の良い本屋で、一番状態の良さそうなやつをクリックです。
本体価格が25€、送料7.5€の総額32.5€でした。
古書ですし、届いてみるまでは、不安でした。7月2日に注文して納期は二週間後とのことでしたが、7月11日には届きました。
どきどきします
クッション入りの封筒を開けると
ぷちぷちで包んでありました
さらに紙で包んであって
伝票と本がありました
とても状態の良い品です。eBay、便利だし、いいじゃない!
肝心の中身も、Zodiaque は期待を裏切りませんでした。
多くのページを割いて詳述してあったのは、以下の代表的なロマネスクです(掲載順)。
ディジョン(Dijon)
トゥルニュ(Tournus)
クリュニー(Cluny)
ベルゼ=ラ=ヴィル(Berzé-la-Ville)
パライユ=ル=モニアル(Paray-le-Monial)
ソリュ(Saulieu)
オータン(Autun)
ヴェズレー(Vézelay)
他に37のロマネスクの概要が記述してありました。
また、地図もあります。これを見ると、どこに何のロマネスクがあるのかがひと目でわかります。扉口(portal)、地下聖堂(crypt)、回廊(cloister)など、記号で示されています。
さらに何と言っても素晴らしいのが写真。見れば必ず実物を見たくなってしまうような魅力的な写真が数多く載せてあります。
この本を読むうち、時間が無いから諦めようと思っていたディジョン(Dijon)について何とか地下聖堂(crypt)だけでも訪れたいと思ってしまい、旅程にねじ込んでしまいました。すごく厳しい旅程にしてしまったわけで。。。
個人的には、やばい本と思います。
・
・
・
・
・
私も重宝しました。初版から50年近くたっても古くなってないです。ただ、この巻は、綺羅星のごとくあるBourgogne Roman の超重要教会に超重点を置いているのが長所でもあり欠点ともいえます。
2015年に、Editions Stephane Beches から、新たに、zodiacシリーズとして発行されてます。まだ、BourgogneとPoitouくらいですが、こちらは、大分、詳解されている教会が増え、見やすくなってます。
まだ、フランスにいらっしゃるなら、そのスジの本を扱っている本屋には大抵ありますので、ぜひ、こちらも。
たしかに!数えきれない程の美しいロマネスク聖堂が溢れているブルゴーニュにしては、扱い件数が少ないですよね。新しいエディションの情報ありがとうございます(o^^o) それは興味深いです。今回のフランス滞在中は機会を作れませんでしたが、次の機会に本屋をのぞく楽しみができました。
スペインのロマネスクも素晴らしいですね。インスタグラム楽しく拝見しています。