2019年の夏休みの始まりはバルセロナでした。
9月4日(水)の夕方、飛行機はほぼ定刻に着陸。ホテルにチェックインし、翌日からのロマネスク・ツアーに備えてゆっくり休みました。
泊まったホテルは、こちら:
Hotel Villa Emilia
Carrer de Calàbria, 115 · 08015 Barcelona
TEL + 34 932 52 52 85
一泊総額€159
ぐっすり熟睡。
9月5日(木)の朝、気持ちよく起きて、ちゃちゃっとSIM問題を片付けました(私のスマホには仕事メール用にVPNが設定されているんですが、それを解除すると海外SIMが使えました)。
そしてカタルーニャ美術館(Museu Nacional d’Art de Catalunya)へ。
目的はもちろん、ロマネスク美術。祭壇画、十字架や布製品等はもちろんのこと、フレスコ画は表面の層をはがして運び、ここに再現してあるのです。(写真のキャプションに、もとあった場所を書きますね。)
これまで、一度もここで写真を撮ったことが無かったんです。
今回は、SNSとブログ用に写真を撮りたかった私。首に一眼カメラを提げて撮影しながら見学を始めました。
大きなフレスコ画に圧倒されます。
後陣が再現してあったり、
身廊が再現してあったり。
フレスコ画そのものは美しいのですが、無機質な白壁の現代的な空間にロマネスク美術が移設してあるのは、どうも違和感があります。
本来なら、石をひとつひとつ積んでこしらえた、祈りの場にあったはず。その場がどんな立地で風土であったかは、今後、少しずつ現地に赴いて体験したいと考えています。
見学中の失敗談を打ち明けます。
ここ。
小後陣に「賢いおとめと愚かなおとめ」(新約聖書『マタイによる福音書』25章)が描かれています。
あまりに美しく色鮮やかな壁画に息をのみ、馬蹄形の向こうに隠れているはずのおとめたち(聖書には賢いおとめと愚かなおとめは5人ずつ登場します)を撮影したくて、馬蹄形の下から覗いてしまった。
すかさず係員が「すみません。ここにはセンサーが設置してあります。センサーより奥に入らないでください。」とのこと。確かに、床に装置が。
「わかりました。ごめんなさい。」
皆様、つい覗いてみたくなりますが、空間も侵入禁止です。
さて、後陣のフレスコ画の中で、個人的に好きなのが、こちら。
よく見てみると
何とも言えない。心を鷲掴みにされました。この後陣があったのは、城塞の中の礼拝堂。大天使ミカエルに捧げられた祈りの場でした。
祭壇前面画で好きなのは、あえて一つだけあげるなら、こちら。
何が好きって、、、
この目。この表情。たまりません。
今回の旅で、こちらの美術館に収められているフレスコ画や祭壇前面画がもともと置かれていた聖堂を幾つか訪ねる予定ですから、ああ、こんな感じだったんだなあ、と味わおうかと。二度おいしいわけです。うっしっし。
さて、見学を終えて、昼食へ。
行ったのは、こちら。
La Gastronomica
15, Carrer de Vilamarí, 9, 08015 Barcelona
Tel. +34 934 24 90 28
観光客ばかりでなく、近くのオフィスで働いている感じの人たちもたくさん食事していました。
食べたのは、こういうの。
健康的な献立で。
ササっと美味しく食べて、次の目的地に移動するためレンタカーに乗り込んだのでした。
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