ドゥイユ=ラ=バール(Deuil-la-Barre)

2025年春🌸の旅行の始まりです。私は羽田空港🇯🇵を出発し、4月23日(水)17:00頃にパリ🇫🇷 に着きました。

2025年4月24日(木)、最初に訪れたのはDeuil-la-Barre、Église Notre-Dame-et-Saint-Eugène de Deuil-la-Barreです。

ここは、交差部と勝利アーチに良い柱頭彫刻があります。

目次

1. Deuil-la-Barre .
2. 概要 .
3. 教会の各部分とその建設または改築時期 .
4. 内観 .

1. Deuil-la-Barre

ドゥイユ=ラ=バール(Deuil-la-Barre)は、イル=ド=フランス地域圏ヴァル=ドワーズ県にある町で、首都パリの約13km北にあります。

教会は、町の中心部にあります。

南東側外観

西壁に開いている扉口から教会に入ります。

南東側外観

2. 概要

教会の中に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

町の中心部に位置するノートルダム教会は、もともと聖エウゲニウス(仏:Saint-Eugène)に捧げられたもので、11世紀のロマネスク様式のクワイヤと鐘楼の土台が残っている。しかし、この場所には7世紀には既に、聖人に捧げられた礼拝所が存在していた。

1066年以降、サン・フロラン・ド・ソーミュール王立修道院(abbaye royale de Saint Florent de Saumur)に属する修道院が設立されたために、教会は二つの部分に分けられた。聖母マリアの名の下にある身廊は教区民に割り当てられ、聖エウゲニウスを崇拝する修道士たちが利用するクワイヤは修道士たちに割り当てられた。12世紀、修道士たちは身廊をロマネスク様式で改築した。この時代に、交差部の四隅にある物語性のある柱頭も作られた。

13世紀、修道士たちは後陣を拡張した。これはゴシック様式の注目すべき建築物で、珍しい双柱が見られる。
15世紀末、交差部は改築され、キーストーンには紋章が刻まれた。16世紀初頭、後期ゴシック様式で聖母礼拝堂を建設するため、教会の南側が拡張された。この工事では、聖エウゲニウスの遺体の移葬を描いた12世紀の柱頭が再利用された。
18世紀にこの建物が再び完全に教区教会となった際、大規模な修復工事(特に外部バットレスの設置)が行われ、身廊は西側に1柱間拡張された。家具や装飾品はフランス革命の際に破壊または売却された。
19世紀には、特に鐘楼(11世紀の柱頭はクリュニー博物館(Musée de Cluny)に寄贈)と身廊のヴォールトに改修工事が行われた。
1905年、教会は公共の建物となった。1944年10月4日、V2ロケットの落下により大きな被害を受けた。フランス建築庁の建築家、カメロ氏による優れた修復作業のおかげで、教会は元の姿を取り戻した。特に、18世紀と19世紀の装飾がすべて取り除かれた内部は、その特徴を際立たせている。

この後も、案内掲示を引用する時に太字で書きます。

3. 教会の各部分とその建設または改築時期

案内掲示による教会の各部分とその建設または改築時期です。東が上です。

案内掲示より

4. 内観

教会の中に入ります。

身廊にて東を向く

交差部と勝利アーチに良い柱頭彫刻が保存されています。

身廊にて交差部を見上げる
交差部左(北)側の柱頭

交差部左(北)側の柱頭には、「アダムとエバ」(『創世記』3章)が彫られています。

交差部左(北)側の柱頭

右(東)面には、1羽の鳥が彫られています。

交差部左(北)側の柱頭(別角度)

左(西)面には、剣を持つ天使によって楽園を追放されるアダムとエバが彫られています。

交差部左(北)側の柱頭(別角度)
交差部右(南)側の柱頭

交差部右(南)側の柱頭には、「カインとアベル」(旧約聖書『創世記』4章)が彫られています。

右(西)面には、土の実りを主のもとに献げ物として持って来たカイン。悪魔のような顔をした「罪」がカインを待ち伏せて、カインを求めているようです。

交差部右(南)側の柱頭

正面には、羊の群れの中から肥えた初子を持って来たアベル。神の手が祝福を与えています。

交差部右(南)側の柱頭(別角度)

右(西)面には、弟アベルを襲って殺すカイン。

交差部右(南)側の柱頭(別角度)
勝利アーチ左(北)側の柱頭

勝利アーチ左(北)側の柱頭には、1人の男性の両側に、2頭の獅子が彫られています。

勝利アーチ左(北)側の柱頭

2頭の獅子は人の顔をしています。とはいえ、「獅子の穴の中のダニエル」(『ダニエル書』6章)を描いているのかもしれません。

勝利アーチ左(北)側の柱頭(別角度)
勝利アーチ右(南)側の柱頭

勝利アーチ右(南)側の柱頭は、人物や動物の顔と絡み合う植物が彫られています。

勝利アーチ右(南)側の柱頭

Église Notre-Dame-et-Saint-Eugène de Deuil-la-Barre。交差部と勝利アーチに良い柱頭彫刻があります。

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