バイユー(Bayeux)<2>

2025年5月1日(木)、二番目に訪れたのはBayeux、Cathédrale Notre-Dame de Bayeuxです。

ここは、身廊に残る彫刻が素晴らしいです。地下聖堂も見逃せません。

2025年、大聖堂は月曜から土曜9:30〜18:00と日曜10:00〜18:00に開いていました。

Bayeux では、2か所に行きました。以下のように2回に分けて書きます。
<1> Musée de la Tapisserie de Bayeux
<2> Cathédrale Notre-Dame de Bayeux

目次

1. Bayeux .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観(西側の塔) .
5. 内観(地下聖堂) .
6. 内観(身廊) .

1. Bayeux

バイユー(Bayeux)は、ノルマンディー地域圏カルヴァドス県にある町で、県都カーンの約25km北西にあります。

ところで、車でノルマンディー地域圏を移動するときは、フリーフローの有料道路(2025年現在はΑ13とΑ14)にご注意ください。料金所がなく、オンラインで支払います。

さて、大聖堂は、町の中心にあります。

南東側外観

2. 概要

大聖堂の中に案内板や案内パネルがありました。案内板による概要です。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

1077年7月14日、ウィリアム征服王の立ち会いのもとで奉献されたこの大聖堂は、何世紀にもわたり、ノルマンディー公によるイングランド征服の出来事を描いた有名なタペストリーを保管してきた。バイユーのタペストリーは、2007年にユネスコの「世界遺産」に登録された。

11世紀に建てられたこのロマネスク様式の大聖堂は、今日では地下聖堂と西側の塔が残っている。その後、12世紀に建てられた建物は、身廊のアーチ型のアーケードがその名残であり、13世紀には、今日でも見られる壮大なゴシック様式の大聖堂が建てられた。中央の塔は、数々の紆余曲折を経て、19世紀半ばになってようやく完成した。生き続ける建築物であるこの大聖堂は、20世紀にもその存在感を存分に発揮している。

この後は、案内パネルを引用する時に太字で書きます。

3. 平面図

案内パネルによる平面図です。東が上です。

案内パネルより

4. 外観(西側の塔)

西に行きます。

11世紀の建物のうち、今も残るのは西側の塔と地下聖堂です。

一見するとゴシック様式の増築部分ばかりが目に入りますが、その下にノルマンディー・ロマネスク様式があります。

西側外観

5. 内観(地下聖堂)

11世紀の建物のうち、今も残るのは西側の塔のほか、地下聖堂です。

案内板による平面図です。東が上です。

案内板より

ロマネスク様式の地下聖堂は、大聖堂の中で最も古い部分(11世紀後半)である。13世紀初頭、この地下聖堂は埋め立てられ、閉鎖された。その後2世紀の間、その存在は忘れられていた。15世紀初頭、司教の埋葬用の穴を掘った際(1412年4月3日)、この地下聖堂が再発見された。その後、ラルシャン家(famille de Larchamp)の寛大な支援により、改装と装飾が行われた。壁画はこの時代(15世紀)のものである。

三身廊で六つの柱間があります。

交差アーチは、渦巻きやアカンサスの葉で飾られた柱頭を持つ柱で支えられています。

地下聖堂にて東を向く

地下聖堂には、中央塔の再建中に発見された、交差部にあった二つのロマネスク様式の柱頭がある。
・復活したキリストが聖トマスに認められる場面
・天使たちに囲まれたキリストが亡者の魂を迎える場面

復活したキリストが聖トマスに認められる場面は、聖書(『ヨハネによる福音書』20章)に記されています。この場面は「不信のトマス」とも呼ばれます。

復活したキリストが聖トマスに認められる場面

天使たちに囲まれたキリストが亡者の魂を迎える場面です。

天使たちに囲まれたキリストが亡者の魂を迎える場面

6. 内観(身廊)

身廊に行きます。

身廊は六つの柱間で構成されており、西側の塔の間に二つの柱間が追加されている。南扉口のある柱間は、他の柱間よりも幅が広い。

下層部分はロマネスク様式(12世紀)のまま残されている。四角形の柱で構成され、その両脇にはアーチを支える2本の半柱が立っている。アーチとスパンドレルの装飾はロマネスク様式である。しかし、柱頭は初期ゴシック様式で彫刻されている。

上層部分はゴシック様式で、13世紀半ばに建てられた。四つ葉のフリーズによってロマネスク様式の部分と区切られている。

身廊は側廊(12世紀後半)に挟まれている。側礼拝室は13世紀と14世紀に追加された。

身廊にて東を向く

私が好きなのは、スパンドレルにある彫刻です。

北側には、西扉口から東に向かって、猿と調教師、祝福する司教(聖ヴィゴル)、キマイラを頭上に戴いた立ち上がる獅子、別の祝福する司教、聖母と子供(17世紀の模造品)がある。

北側にある12世紀の彫刻をみます。

猿の目。

猿と調教師

怪物、ふんづけられちゃう。

祝福する司教(聖ヴィゴル)

獅子、歯がいっぱい。

キマイラを頭上に戴いた立ち上がる獅子

司教杖、頑丈そう。

祝福する司教

南側には、交差部から西に向かって、ハロルドの誓い(19世紀の模造品)、グリフォンを頭上に戴いた立ち上がる獅子、絡み合う怪物、長い二股の顎鬚を持つ男、葉に囲まれたグリフォンがある。

南側にある12世紀の彫刻をみます。

獅子、びっくり顔。

グリフォンを頭上に戴いた立ち上がる獅子

ぐーるぐる。

絡み合う怪物

大きなヘソ。

長い二股の顎鬚を持つ男

グリフォン、なんだかうれしそう。

葉に囲まれたグリフォン

南側の立ち上がる獅子の下には、抱擁する男女が見られる。彼らは「バイユーの恋人たち(les amoureux de Bayeux)」と呼ばれている。

私は、彼らが喧嘩をしているのかと思いました。

「バイユーの恋人たち(les amoureux de Bayeux)」

Cathédrale Notre-Dame de Bayeux。身廊に残る彫刻が素晴らしいです。地下聖堂も見逃せません。

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