ブリンディジ(Brindisi)<1>

2024年8月9日(金)、二番目に訪れたのはBrindisi、Museo Archeologico Francesco Ribezzoです。

ここは、失われたサンタンドレア・デル・イゾラ修道院(Abbazia di Sant’Andrea dell’Isola)の彫刻があります。

2024年8月、博物館は月曜16:00〜19:00、火曜から日曜9:00〜19:15に開いていました。なんと、入館料は無料でした。

Brindisi では、5か所に行きました。以下のように5回に分けて書きます。
<1> Museo Archeologico Francesco Ribezzo
<2> Chiesa di San Giovanni al Sepolcro
<3> Chiesa Santa Lucia vergine e martire
<4> Chiesa e Chiostro di San Benedetto
<5> Cattedrale di San Giovanni Battista

目次

1. Brindisi へ .
2. 概要 .
3. 彫刻 .

1. Brindisi へ

ブリンディジ(Brindisi)は、プーリア州ブリンディジ県の県都で、州都バーリ(Bari)の約106km南東にあります。

博物館は、大聖堂(Cattedrale di San Giovanni Battista)の北に隣接しています。

博物館と大聖堂

赤い矢印で示したところから入ると、右にロマネスク彫刻があります。

博物館の入口

2. 概要

博物館の受付でリーフレットをもらいました。また、展示物の隣に説明が書いてありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

リベッツォ県立博物館(Museo Provinciale Ribezzo)は1952年に設立された。しかし、考古学コレクションが飛躍的に発展したのは、20世紀半ば以降、この都市で組織的な発掘調査が行われるようになってからである。

2009年には拡張プロジェクトが実現したが、これは1992年にプンタ・デル・セッローネ(Punta del Serrone)の水域で青銅の彫刻が発見されたことによる。

青銅の彫刻

この博物館では先史時代からローマ時代後期までの展示品を見ることができる。

私がご紹介するのはロマネスク期の一部だけですが、博物館には、先史時代やギリシャ・ローマ時代も含め、四つのフロアを存分に使った展示が充実しています。

この後も、リーフレットや説明を引用する時に太字で書きます。

3. 彫刻

見学はアーケードから始まり、さまざまな考古学資料が演出効果を狙って展示されている。

ロマネスク彫刻は、見学を始めてすぐの位置にあります。

訪問者の興味は、ベネディクト会サンタンドレア修道院(Abbazia benedettina di Sant’Andrea)の唯一の生き証人である二つの柱頭(11世紀)に惹きつけられるだろう。

ダンスの柱頭

ダンスの柱頭
作者不詳 11~12世紀 大理石、95×95×90cm。
発見場所:ブリンディジ、サンタンドレア・デル・イゾラ修道院(Abbazia di Sant’Andrea dell’Isola)

ダンス(北面)
ダンス(西面)

四つの各面の中央に女性が1人、女性と女性の間に男性が2人ずつ、計12人の男女が彫られています。

12人それぞれについて、髪型などの細部までこだわっていることに驚きます。

ダンス(南面)
ダンス(東面)

隣には、動物たちと植物が彫られた柱頭があります。

羊かなと思いますが、三角形みたいな毛束が面白い。

動物たちと植物

展示は北側のアーケードに続きます。

手に書物を持っていますし、四福音書記者の象徴でしょう。そのうち鷲(聖ヨハネ)と有翼の牛(聖ルカ)だと思います。

鷲(聖ヨハネ)と有翼の牛(聖ルカ)

最後に、動物たちと植物の柱頭です。鳥たちがブドウを食べているようです。

動物たちと植物

Museo Archeologico Francesco Ribezzo。失われたサンタンドレア・デル・イゾラ修道院(Abbazia di Sant’Andrea dell’Isola))の彫刻があります。

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