エスナンド(Esnandes)

2024年4月28日(日)、二番目に訪れたのはEsnandes、聖マルティヌス教会(Église Saint-Martin)です。

ここは、ファサードの装飾がいいです。

目次

1. Esnandes へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 内観 .
5. 外観(ファサード) .

1. Esnandes へ

エスナンド(Esnandes)は、ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏シャラント=マリティーム県の村です。同県のあたりはサントンジュ(Saintonge)地方と呼ばれます。この村は、同地方の最大都市サント(Saintes)の約66km北西にあります。

北東側外観
北西側外観

ビスケー湾に面した村は、シャラント=マリティーム県の最北端圏にあります。県庁所在地であるラ・ロシェル(La Rochelle)からは、北に約10kmの距離です。

教会は、要塞のような建物です。

2. 概要

教会の中に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

この教会は、10世紀に海岸に建てられた。

その古い教会は、海岸に上陸したノルマン人の侵略によって破壊されたのであろう。1029年、教会はサン=ジャン・ダンジェリー修道院(abbaye de Saint-Jean d’ Angély)に属した。新しい教会が必要であった。サントンジュ・ロマネスク様式で建てられた。この建物は現在、ロマネスク様式のファサードだけが残っている。

1364年、Saint-Jean d’ Angély の修道院長は、住民の避難所として、また敵の侵入に対抗するために、この教会を要塞に改築することを計画した。元の城壁は要塞の重量を支えるように設計されていなかったため、要塞への改築は困難であった。

教会は1562年と1567年にプロテスタントによって略奪された。1623年、ラ・ロシェル(La Rochelle)の町議会は、すべての軍事建築物の取り壊しを命じた。1633年、鐘楼が再建され、破壊されたアーチは木製の骨組みに取り替えられた。

この後も、案内掲示を引用する時に太字で書きます。

3. 平面図

案内掲示による平面図です。東が右です。

案内掲示より

4. 内観

教会の中に入ります。

教会の内部は、立派なゴシック様式です。

5. 外観(ファサード)

教会の外に出て、ファサードをみます。

西側外観

1880年から1886年にかけて、修復作業が行われた。西側ファサードで私たちが目にする持ち送りとメトープ(浮彫石板)のいくつかは古いものではなく、1880年の修復時に彫られたものである。

西側外観

扉口の右(南)側に注目します。

西側外観

薄片状の模様があります。

薄片状の模様

素朴な装飾ですが、とても美しい。

聖マルティヌス教会(Église Saint-Martin)。ファサードの装飾がいいです。

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