2023年8月23日(水)、唯一訪れたのは Cremona。Chiesa parrocchiale di San Michele Vetere です。
ここは、身廊の柱頭彫刻が素晴らしいです。地下聖堂には7世紀の柱頭が残ります。
2023年、教会は毎日8:00〜12:00と15:30〜19:00に開いていました。
目次
1. Cremona へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観 .
5. 内観 .
〜Airbnb〜.
1. Cremona へ
私は冒頭で「唯一訪れたのは Cremona」と書きましたが、朝に Airbnb をチェックアウトした後、北西に約45km、45分ほど運転して、まずアクアネグラ・スル・キエーゼ(Acquanegra Sul Chiese)に行きました。教会は閉まっていました。いつか教会の中を訪問できたら、その時にブログに書きます。
私はアクアネグラ・スル・キエーゼ(Acquanegra Sul Chiese)から西に約35km、40分ほど運転して弦楽器の町に着きました。11:30頃のことです。
クレモナはストラディヴァリたちが工房を構えていたことで有名で、ヴァイオリン博物館があります。
私の目当てはロマネスク。
Chiesa parrocchiale di San Michele Vetere です。
2. 概要
教会の外と中に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
クレモナで現存する最古の宗教的証しである。7世紀から8世紀にかけてロンゴバルド人の礼拝所として建てられた。
オリジナルの教会はほとんど残っていない。最初の文書記録は1007年から1030年までに遡る。すでに古く、状態も悪かったと記されており、修復が行われた。それから1世紀も経たないうちに火災に続いて地震が起こり、12世紀に再建された。床は地下聖堂のレベルから現在のレベルまで引き上げられた。
17世紀にはかなりの改築が行われ、ファサードは当初の姿を失った。1849年、オーストリアがこの教会を所有し、再び砦に組み入れた。1860年に修復が行われた。この際、バロック様式の装飾は取り除かれ、ファサードはロマネスク様式の外観を取り戻した。1911年から26年にかけて、主に内部を修復する2度目の修復が行われた。
この後も、案内掲示を引用するときに太字で書きます。
3. 平面図
案内掲示に平面図がありました。東が右です。
4. 外観
東側に行きます。
半円形の後陣がひとつあります。
19世紀の改築で、バロック様式の装飾が取り除かれ、ロマネスク様式の外観を取り戻したファサードです。
5. 内観
教会の中に入ります。
柱頭は、コリント様式を彷彿とさせる植物の装飾が施され、興味深い。入って左手にある最初の柱頭は、そのユニークな装飾で他の柱頭より際立っている。祈りの動作をしている人物たちが描かれている。この様式は12世紀と推定できる他の柱頭よりも古い時代を示しており、11世紀に教会が最初に再建された時に作られたものかもしれない。
入って左手にある最初の柱頭です。
13人が並んでいます。
少しずつ仕草が異なります。
こちらの人物は、親指で自分を指差し、その他の指は握っています。
私は試してみましたが、、、人間の手指はこんな風に曲げられないはず。
伝えたいことを最優先して、写実性は二の次だったのでしょうか。何を伝えたかったのか、残念ながら私にはわからないのですが。
私は地下聖堂に行きたかったのですが、閉まっていました。
地下聖堂の柱頭は、ロンゴバルド彫刻の貴重な例で、7世紀に遡る。
7世紀の柱頭、みたかったなあ。
Chiesa parrocchiale di San Michele Vetere。身廊の柱頭彫刻が素晴らしいです。地下聖堂には7世紀の柱頭が残ります。
〜Airbnb〜
この日の全ての見学を終えた私は、南西に約126km、2時間ほど車を運転して、Bergamo の郊外にある Airbnb にチェックインしました。台所、食堂兼居間、風呂・トイレ、寝室二つという間取りのアパートメントです。車は敷地内に駐車できました。
3泊の総額が€ 150.18 EURでした。
山の上だったので涼しくて、必要なものは全て揃っていました。
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