マントヴァ(Mantova)

2023年8月21日(月)に唯一訪れたのは Mantova。Rotonda di San Lorenzo です。

ここは、形よく整った円形教会です。実物を見ることはできませんでしたが、9世紀の美しい彫刻やタイルが残っています。

2023年、教会は月〜金は10:00〜13:00と14:00〜18:00、土日は10:00〜19:00に開いていました。

目次

1. Mantova へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観 .
5. 内観 .
Airbnb.  

1. Mantova へ

私は Airbnb をチェックアウトし、南東に約83km、83分ほど運転して、三つの人工湖に囲まれた町に着きました。14:45頃のことです。

時計塔(Torre Dell’Orologio)の隣に、円形の教会があります。

北側遠景

Rotonda di San Lorenzo です。

2. 概要

教会の外と中に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

11世紀から12世紀にかけてのマティルダ(Matilda)の時代に建てられたもので、おそらくエルサレムの聖墳墓の周りに建てられた礼拝堂(アナスタシス:復活)を模倣したものであろう。

1579年に教会は閉鎖され、ドーム崩落後、3世紀以上にわたって倉庫や住居に転用された。
1908年、建物は収用され、修復の後、1926年にドミニコ会が礼拝を再開した。それ以来、ドミニコ会は所有者である国から与えられたこの記念碑を保護・保存し、一般に公開している。

この後も、案内掲示を引用するときに太字で書きます。

3. 平面図

案内掲示に平面図がありました。東が左です。

案内掲示より

北側と西側に扉口があります。

4. 外観

形よく整った円形教会です。

2023年は、向かって左の北扉口は、出口専用として使われていました。向かって右の西扉口が入口専用です。

北西側外観

教会の床は、周りの地面のレベルより1メートル以上低い位置にあります。古い建物によくあることです。

反対側に回ると、後陣があります。

東側外観

上層階にも小さな後陣があります。

5. 内観

西扉口から教会の中に入り、後陣を見ます。

後陣によって中断される円形のプランで、身廊は10本の柱(8本はレンガ造り、2本は大理石造り)に囲まれています。

周歩廊にて東を向く

現存する数少ないフレスコ画は、ビザンチンの影響を受けたロンゴバルド・ロマネスク絵画の一例である(12世紀と13世紀)。

身廊にて東上を向く

厚い壁の中に、2つの階段があります。「マトロネウム」と呼ばれている上層階に行く階段です。マトロネウムにも10本の柱があります。

安全性が不十分なので、現在はマトロネウムも階段も立入禁止です。案内掲示に写真がありました。

マトロネウム(matroneo)

案内掲示より

マトロネウム、後陣左側の第一と第三の柱(9世紀)

案内掲示より
案内掲示より

マトロネウム、後陣の右から2番目の柱(9世紀)

案内掲示より

下の周歩廊とマトロネウムの間、中央にグリフォンと花瓶をあしらったテラコッタタイル(9世紀)

案内掲示より

9世紀の彫刻やタイルが残っているらしいんです。しかも、美しいものが。いつか、実物を見られる日が来るといいなあ。

Rotonda di San Lorenzo。形よく整った円形教会です。実物を見ることはできませんでしたが、9世紀の美しい彫刻やタイルが残っています。

〜Airbnb〜

この日の全ての見学を終えた私は、南西に約40km、45分ほど車を運転して、エミリア・ロマーニャ州の Guastalla という町にある Airbnb にチェックインしました。台所、食堂兼居間、風呂・トイレ、寝室二つという間取りのアパートメントです。車は敷地内に駐車できました。

2泊の総額が€ 102.82 EURでした。

台所

ホストが親切でした。

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