ピヴェローネ(Piverone)

2023年8月7日(月)、四番目に訪れたのは Piverone、Gesiùn di Piverone です。

ここは、廃墟となった小さな教会です。葡萄畑のなかに佇む姿が美しいです。

目次

1. Piverone へ .
2. 概要 .
3. 内観 .
4. 東側外観、北側遠景 

1. Piverone へ

私はイヴレア(Ivrea)から南東に約14km、21分ほど運転して、畑の中に佇む廃墟に着きました。17:00頃のことです。

南西側外観

2. 概要

現地に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

“GESIUN”
11世紀
San Pietro di Livione のロマネスク様式の教会跡。

教区の中でも、規模、建築的特徴ともにユニークな礼拝堂である。内部は、単一の身廊で形成され、2本の石柱に支えられた三つのアーチが内陣を分けている。後陣には古いフレスコ画が残されている。

GESIUNというのは、大きな教会を指す言葉のようです。でも、この教会の身廊の長さは5メートル弱しかなくて、どちらかというと小さな教会です。変なの。

3. 内観

2本の柱で内陣が三つに分けられています。

身廊にて北東を向く

柱の向こうには、フレスコ画が残っています。

身廊にて東を向く

ロマネスク様式よりは、新しいもののようです。

4. 東側外観、北側遠景

東側には、半円形の後陣が一つあります。

南東側外観

鐘楼として機能するランタンは立方体で、四面に二つの開口部を持つ窓があった。

現在の窓は、開口部が一つの窓です。かつては、ビエッラ(Biella)の洗礼堂のような美しいランタンだったのかもしれません。

東側外観

身廊の屋根も壁も、崩れ落ちています。

北東側外観

遠くから見る姿が、美しいです。

北西側遠景

Gesiùn di Piverone、廃墟となった小さな教会です。Viverone湖の水面がキラキラと光り、葡萄畑のあいだに佇む姿が美しいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です