2023年8月3日(木)、五番目に訪れたのは Tonengo、Chiesa di San Michele です。
ここは、東側の遠景が良いです。また、南扉口の跡に素朴な装飾が残っています。
前日に Montiglio のピザ屋でもらった “Rete Romanica di Collina” の地図を見て訪れることを決めた三つの教会のうちの一つです。
教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。窓に張り紙があり「”Rete Romanica di Collina”の意向により、教会は毎月第一日曜(4月から10月)の10:00〜12:00と15:00〜18:00に開いています」と書いてありました。
目次
1. Tonengo へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 西側外観 .
5. 内観 .
6. 東側外観 .
7. 南側外観(南扉口の跡) .
1. Tonengo へ
私はカヴァニョーロ(Cavagnolo)から南西に約7km、12分ほど運転して、小高い丘の上の教会に着きました。14:00頃のことです。
教会は大天使聖ミカエルに捧げられています。丘の上という立地が聖ミカエル信仰に結びついているのかもしれません。
2. 概要
現地には案内は見当たりませんでした。Associazione InCollina による概要です。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
建築は12世紀まで遡るが、後世に大幅な改築が施され、ロマネスク様式のオリジナルの特徴は部分的にしか残っていない。
北側とファサードは18世紀に改修された。しかし、北側には大きな台形の切り石が見られ、ロマネスク様式の扉口のものと思われる。
この後も、Associazione InCollina を引用するときは太字で書きます。
3. 平面図
Vezzolano にあった平面図です。東が右です。
後陣と南壁にオリジナルの建築が残っています。
4. 西側外観
近代的なファサードです。
5. 内観
西扉口は施錠されていましたが、窓から中を覗くことができました。
正面ファサードは18世紀に完全に塗り替えられたことは間違いない。内部も同様で、天井、床が変更され、祭壇に漆喰の枠が取り付けられた。建物の大きさに比べてかなり大きな長方形の窓が作られ、内部の自然採光さえも、ロマネスク様式の窓によってもたらされていたものとは大きく異なっている。
漆喰ぬりぬりの近代的な姿です。
6. 東側外観
東側に行きます。私がいちばんみたかったところです。
最もよく保存されているのは後陣で、オリジナルの砂岩の土台の上に立っている。
軒下のノコギリの歯状の装飾や盲アーチが美しいです。
のどかで美しい佇まいです。
7. 南側外観(南扉口の跡)
オリジナルの建物の他の要素としては、埋め戻された南扉口があり、菱形をモチーフにした美しい彫刻が施されたアーチヴォルトがある。
素朴でかわいい装飾です。
Chiesa di San Michele。東側の遠景が良いです。また、南扉口の跡に素朴な装飾が残っています。
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