2022年12月4日(日)、最初の目的地はL’Aquila。Museo Nazionale d’Abruzzoです。
ここには、ブッシ・スル・ティリーノ(Bussi Sul Tirino)から移管されたフレスコ画は展示されていません(2022年現在)。でも、美しい聖母子像があります。
Museo Nazionale d’Abruzzoは、火曜から日曜、8:30から19:30まで開いています。通常は入館料(€4)がかかるのですが、第1日曜は無料でした(2022年現在)。
アルファベットは、基本的に全てイタリア語です。
L’Aquila へ
私は宿をチェックアウトし、北西に約88km、83分ほど運転して、大きな町に着きました。8時半頃のことです。
Museo Nazionale d’Abruzzo には、アルカイック時代にアブルッツォで栄えた文明の遺物から17世紀のバロック絵画に至るまで、さまざまな芸術作品が展示されています。
中世の区画
私が探していたのは、ブッシ・スル・ティリーノ(Bussi Sul Tirino)から移管されたフレスコ画です。
アルマニーノ・ダ・モデナ(Armanino da Modena)の署名があり、1237年に描かれたデイシス(中央の玉座にイエスが座り、その傍らに聖母マリアと洗礼者ヨハネが描かれる聖画)。
探しても見つからず、そばにいた博物館の担当者に質問しました。彼女も一緒に探してくれたのですが「ありませんねえ。」
なにしろ、中世の区画は、その展示のほとんどが、聖母子像。
そんな中で、私がとても美しいと思った聖母マリアが、こちら。
展示の案内掲示の一部を私が抜粋して太字で和訳します。
Madonna di Castelli
1130年頃
ウォールナット材に彫刻と彩色
Castelli (Teramo), Abbazia benedettina di San Salvatoreより
一時預かり
中世の修道院の経済的・文化的豊かさを示すこの素晴らしい作品は、かつてグラン・サッソ(Gran Sasso)の北斜面の麓にあった修道院のもので、現在は放置と時間の経過によって完全に破壊されている。聖母は、優しく微笑む乙女の顔をしている。かつては貴石で飾られていた重い冠の下で、彼女の髪は編んでまとめられ、結び目は少なくとも四つの輪になって巻かれている。
じつに美しいです。
Museo Nazionale d’Abruzzo。、ブッシ・スル・ティリーノ(Bussi Sul Tirino)から移管されたフレスコ画は展示されていません(2022年現在)。でも、美しい聖母子像があります。
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