2022年9月17日(土)、最初に訪れたのは Chânes。Église Saint-Pierre et Saint-Paul です。
ここは、11世紀にさかのぼる簡素なファサードが良いです。
目次
Chânes へ
概要
フロアプラン
内観:全体
内観:柱頭彫刻
外観:全体
外観:ファサード
Chânes へ
Chânes は、ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏にあります。ベルゼ=ラ=ヴィル(Berzé-la-Ville)から割と近くて、約17kmの道のり。
私は、2018年9月にブルゴーニュを14日間で巡りましたが、そのときは日程に組み入れるのが難しかったんです。この日は、午後に予定していた別の教会の前に、ちょうど良い具合に訪問することができました。
私は朝にレンタカー会社で車を借り、北に約77km、車を60分ほど運転して、山の上の村に着きました。11:45頃のことです。
かなり寒い日でした。私はライトダウンジャケットを着ていましたが、肌寒かったです。
それでも、このファサードを見て、来て良かった、と感じました。
概要
教会の中に入ると、すごい数と量の案内や展示が置いてありました。特に大きく展示してあったのは、2007年と2017年の修復工事の詳細。数多くの写真をパネルにしてありました。
2022年の9月17日と18日は文化遺産の日(journées du patrimoine)でしたから、見学者の来場を見越して準備してあったのかもしれません。
一部抜粋して太字で和訳すると:
教会は、おそらく9世紀に建てられた旧教会の上に再建されたものであろう。ある文献によると、536年にはこの場所に教会があったとも言われている。
ファサードと身廊はおそらく11世紀後半、クワイヤと鐘楼は12世紀中頃にさかのぼる(参照:Les églises romanes de l’ancien diocèse de Mâcon)。
南北にある二つの礼拝堂は、15世紀以降に追加されたものと思われる。
これから私が撮った写真を見ながら引用するときも、太字で書きます。
フロアプラン
現地にフロアプランがありました。東が上です。
ラテン十字の単一身廊です。
内観:全体
2008年の改修により、身廊のオーク材の屋根構造が再び見られるようになったそうです。
12世紀の柱頭彫刻があります。
内観:柱頭彫刻
簡素な植物模様。
外観を見学します。
外観:全体
しっかり手入れしてあります。
鐘楼の上部は19世紀のもの。
外観:ファサード
西扉口のモールディングは15世紀の特徴である。扉の上部には、ロマネスク様式の小窓があり、2008年の工事中に発見され、修復された。
シャペーズ(Chapaize)を思い出します。ここからChapaizeまでは45kmほど。
11世紀には、こんな美しいファサードのロマネスク教会が、このあたりにたくさん建築されたのかもしれません。
見学の終わりに
Église Saint-Pierre et Saint-Paul。11世紀にさかのぼる簡素なファサードが素晴らしいです。
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